早稲田大の1年生投手が意地の完封リレー、慶応大は大学選手権へ

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東京六大学の早慶戦3回戦は、早稲田大の1年生・徳山壮磨投手と西垣雅矢投手が延長11回を無失点に抑え、慶応大の完全優勝を阻止した。慶応大は早稲田に尻を叩かれ、大学野球選手権で雪辱を誓う。

1年生が意地

既に優勝が決定している慶応大と、最近、成績が低迷し昨年秋は東大と並んで最下位、また今年春も東大以外のカードで勝ち点を落としている早稲田大との早慶戦となった。勢いも強さも慶応大の方が上だったと思うが、早稲田大は2戦目にエース・小島和哉投手が連投のマウンドで好投を見せると、この日は1年生が意地を見せた。

先発した徳山壮磨投手は大阪桐蔭出身、昨年のセンバツで優勝投手となっており、U18代表でもエース格として登板した。その実力通り、この春も1年生でリーグ戦で活躍を見せ、主にリリーフだがここまで5試合に登板している。

その徳山投手はこの日、先発したい投手に自ら立候補して初先発を果たすと、140キロ中盤の速球と、強気のインコースへのピッチング、そして沈む変化球で慶応大打線を抑え、8回6安打7奪三振無失点の素晴らしい投球を見せた。

試合は慶応大も意地を見せ、0-0が続く。すると早稲田大は8回から、こちらも1年生の西垣雅矢投手が登板した。西垣投手も昨年センバツで報徳学園のベスト4入りにエースとして大きく貢献している。西垣投手も角度のあるストレートで延長11回までを、3回1安打3奪三振無失点に抑えた。早稲田大は延長11回に小太刀緒飛選手のホームランで勝ち越し、慶応大から勝ち点を奪って3位となり、シーズンを終えた。

大学野球選手権で雪辱

早慶戦で星を落としての優勝となった慶応大、この日の優勝パレードもやや苦い顔となってしまったが、大久保監督は「早稲田に、もっとしっかりやれと言われている気がした」と話し、大学野球選手権では優勝して、東京六大学の選手の思いを頂点に運ぶ覚悟を示した。

慶応大は2014年に大学野球選手権に出場しているが、連投のマウンドだった神奈川大の濱口遥大投手に9回1点に抑えられ、初戦で敗退している。

チームは24イニング連続無失点と打線が下降した状態で来週からの大学野球選手権に臨むが、初戦の相手は全国常連校の日本文理大、または154キロ右腕の伊藤大海投手のいる苫小牧駒澤大との勝者と対戦する。厳しい闘いが予想される。

それでも、郡司裕也選手、石井雄也投手の3年生バッテリーは素晴らしく、全国屈指の投手陣で継投をしてゆき、東京六大学覇者として優勝を目指したい。

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