福岡ソフトバンクはドラフト会議で指名された7選手の入団発表を行った。選手の推定年俸、背番号、プロでの活躍する姿の予想などをします。
福岡ソフトバンク2018年入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 甲斐野央 | 外 | 東洋大 | 185cm75kg | 右左 | 10000 | 1500 | 20 |
2 | 杉山一樹 | 内 | 三菱重工広島 | 193cm92kg | 右右 | 7000 | 1200 | 40 |
3 | 野村大樹 | 内 | 早稲田実 | 172cm82kg | 右右 | 5000 | 600 | 55 |
4 | 板東湧梧 | 投 | JR東日本 | 182cm78kg | 右右 | 6000 | 1000 | 50 |
5 | 水谷瞬 | 投 | 石見智翠館 | 192cm91kg | 右右 | 3500 | 500 | 59 |
6 | 泉圭輔 | 投 | 金沢星稜大 | 187cm83kg | 右右 | 4000 | 800 | 53 |
7 | 奥村政稔 | 捕 | 三菱日立パワーシステムズ | 178cm80kg | 右右 | 3000 | 1000 | 61 |
育1 | 渡邉陸 | 捕 | 神村学園 | 184cm80kg | 右左 | 300 | 360 | 132 |
育2 | 岡本直也 | 投 | 東農大北海道 | 181cm75kg | 左左 | 300 | 400 | 133 |
育3 | 重田倫明 | 投 | 国士舘大 | 185cm85kg | 右右 | 300 | 400 | 138 |
育4 | 中村宜聖 | 外 | 西日本短大付 | 183cm88kg | 右右 | 300 | 360 | 142 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・甲斐野央選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
最速159キロを記録する甲斐野投手、おそらく1年目から球速は160キロを記録するだろう。球の力は十分で、重さの乗った球が来た時はボールは前に飛ばない威力がある。しかしフォームがやや大人締めでバッターはしっかり振ってくる所があり、甲斐野投手の投球スタイルは、スライダーや140キロ超のフォークを織り交ぜる変化球投手。
それでもその変化球はコースにも決まり、フォークが良いと手も足も出なくなる。プロでの活躍は、このフォークが決め手となりそうだ。リリーフとして1年目から十分できる。あとは森投手やサファテ投手のように、フォームでの怖さを打者に与えられるようになるかどうか。
ドラフト2位・杉山一樹選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆
今年のドラフト会議で指名された投手の中で、最も素晴らしいストレートを投げる投手だろう。伸びと角度のある球が軌道を描いて捕手に吸い込まれる感じで、打者のストレートをわかっていて空振りをしてしまう。ただし、制球はバラつきがあり、また高校や社会人でも、良くない時の状態が長く、実績をあまり残せていない。連続して好投を続ける為にも、悪い時にも粘りの投球ができるように、小さく曲がる変化球を磨いていければ、3年目くらいには千賀投手クラスの投手になるかもしれない。
ドラフト3位・野村大樹選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆
高校通算68本塁打のパンチ力があり、また本当に良い場面でホームランが出る。頭脳も明晰で気持ちの強さがあり、意識の高さは根尾選手に匹敵すると思い、個人的には高く評価をしている。ただしプロやスカウトの評価は分かれている。体のサイズや打撃以外の部分に課題も見える。それでも、高い意識の中で自分を磨いていける選手で、松田選手のようにチームを引っ張る事ができる選手として、大いに期待をしたい。
ドラフト4位・板東湧梧選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆
鳴門高校からJR東日本入りし5年目でようやく指名された。140キロ後半の強いストレートを投げ、フォークボールなど鋭い変化球を投げ、都市対抗などでも一定以上の投球を常に見せていた。爆発力というものはないものの、安定した力を見せてくれる投手で、リリーフで1年を通して抑えてくれる信頼感のある投手となりそうだ。
ドラフト5位・水谷瞬選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
192cmの右のスラッガーで、今年春の島根大会や中国大会でホームランを量産した。外野手で守備の面で課題も指摘される選手で、もしかすると、成長するまでは育成と行き来をするかもしれないが、持っているパワーを見せつけてチャンスをつかんでほしい。
ドラフト6位・泉圭輔選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
187cmから140キロ後半の速球を投げ、フォームも安定しておりスカウトからの評価も高かった。タメを作ってから角度をつけた球を投げられ、ストレートの質は非常に良いと思う。課題は変化球と実戦経験で、まずは怖いもの知らずでストレートでどんどん押してみて、課題を見つけたら投球の幅を広げて行きたい。
ドラフト7位・奥村政稔選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆
苦労人というべきか、中津商、九州国際大で球速の速さに注目され、三菱重工長崎では150キロを超す速球が注目された。チームの統合で三菱日立パワーシステムズに移籍し、今年26歳になったものの、良い球を投げていた。年齢の割に勢いのある若い投球をし、森投手のように迫力で抑える事もできる。
育成ドラフト1位・渡邉陸選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆
大型捕手でチームでは5番バッターとして活躍をしていたという。打てる捕手として力をつけて行きたい。
育成ドラフト2位・岡本直也選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
大学生投手の左腕の中で、注目されてきた投手の一人。綺麗なフォームからスライダー、チェンジアップ、スローカーブなど多彩な変化球を投げ、粘りの投球ができる。投球フォームに少しは特徴があればもっと評価されたかもしれないが、ファームで変化球がプロに通用するところを見せられれば、すぐに支配下登録になりそうだ。
育成ドラフト3位・重田倫明選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
綺麗なフォームで、ややインステップで腕の出どころが見えにくく、やや低い位置から突き上げるような勢いのあるストレートを投げる。インステップを深くするなど特徴を磨いてゆき、支配下登録を目指したい。
育成ドラフト4位・中村宜聖選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
身体能力の高さを評価され、183cm88kgなあら50mを6秒で走る足がある。もちろんパワーも十分で3年生の春にホームランを量産した。外野手として足で見せ、また長打力でアピールをしてゆきたい。
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