奈良大付の強肩遊撃手・岸本佑也選手に6球団が視察しヤクルト・阪神「伸びしろ感じる」

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春季高校野球奈良大会では、奈良大付の岸本佑也選手の視察に6球団のスカウトが集まった。

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147キロ

岸本佑也選手は180cm75kgの遊撃手で、特に投手として147キロを投げる肩の強さが注目されている。

この日の橿原学園戦では3番ショートで出場すると、1-3の3回2アウト2塁の場面でレフト前にヒットを打つ。この時は二塁走者が本塁でアウトとなり得点には結びつかなかったが、3-4の5回1アウト3塁の場面では、痛烈な打球でセンターへの犠牲フライを打ち同点に、そして8回1アウトの場面ではライト前にヒットを打ち、2安打1打点の活躍を見せた。

タイブレークに入ると10回から3番手投手として登板し、力強いストレートで1回を無失点に抑えた。しかし11回表には3失点し、5-8で敗れた。ショートからのリリーフ登板について「しんどいけど、体力があれば抑えられていたのではないかなと思います」と話した。

昨年秋は背番号20を着けていたが、今大会はその強肩でショートのレギュラーとなると、今大会は3回戦の帝塚山戦でレフトにホームランを放った。そしてこの日は幹部クラスなど6球団のスカウトが視察に訪れた。

東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「一番の魅力は肩の強さ。三遊間からの送球も素晴らしい。打撃も低めに強い。楽しみな遊撃手が多くいる中でも強肩という個性がある」

阪神・山本スカウト:「投手としても140キロを超えるように肩が強い。大型内野手として伸びしろを感じる」

と評価し、特徴である肩の強さを評価するとともに、打撃や守備の伸びしろについても話した。

今大会はこれで終わり、いよいよ最後の夏となる。岸本選手は「春季大会の内容は打撃も投球も悪くなかったけど、体力が全然足りていないなと感じました。」と話す。背番号20から大躍進をした春を起点に、夏はさらに注目されることになりそうだ。

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