滋賀学園の注目遊撃手・岩井天史選手が２安打１打点、DeNA・阪神など４球団視察

春季高校野球滋賀大会では準決勝が行われ、滋賀学園が比叡山に７-１で勝利した。プロ注目の遊撃手・岩井天史選手が2安打1打点と活躍し、DeNA、阪神など4球団のスカウトにアピールした。

142キロ投げる強肩

岩井天史選手は184cmの大型遊撃手で、72kgとまだ体の線は太くないが、50m6.1秒の俊足と遠投115mの強肩で、投手としても142キロを記録する。高校1年秋から背番号6をつけて出場しており、山口監督から「プロを狙ってもいいんじゃないかと言われて、プロを意識するようになりました」と話す。

前日に腰を痛めていたが、朝は痛みがなかったために出場を直訴し、3番ショートで出場すると、4回2アウト3塁の場面でライト前にタイムリーヒットを打つなど5打数2安打1打点と活躍し、勝利に貢献した。

この日は横浜DeNA、阪神など4球団のスカウトが視察、阪神・筒井スカウトは「素材型で将来性がある。打撃も当て勘が良い」と評価した。

岩井選手も「プロを意識した中でも結果が出るようになった」と話す。そして、決勝の近江戦に向けて「自分たちのプレーが出せたら勝てると思っています」と力強く話した。

高い身体能力を持つ大型遊撃手、体ができあがってくればどうなるか楽しみな選手で、その将来性を高く評価される可能性がある。