U18アジア選手権を戦う侍ジャパンU18代表は、香港戦に続きスリランカ戦も5回コールドで勝利し、スーパーラウンド出場を決めた。
大谷ルールで
香港戦は高尾響投手(2回)、藤田琉生投手(1回)、田崎颯士投手(2回)のノーヒット継投で、19-0で勝利をした侍ジャパンU18代表は、この日は櫻井椿稀投手が先発をし、3回で41球を投げて1安打6奪三振1失点に抑えた。「自分が得意としている低めに伸びる真っすぐを意識して投げられた」と話した。櫻井選手は大谷ルールを適用して6番DHでも出場し、4打数2安打2打点の成績を残した。
4回には今朝丸裕喜投手が登板し1回を1奪三振ノーヒット、5回からは中崎琉生投手が登板し、同じく1回を1奪三振ノーヒットに抑え、20-1で2戦連続5回コールドで勝利した。
守備では課題も見せた。代表に入ってからやや守備で精彩を欠いている石塚裕惺選手が、3回に併殺を狙ったプレーでセカンドに悪送球し、1点を失った。その前には三塁の花田悠月選手の野選もありピンチを広げていた。石塚選手は4番を打っているが、この日はスタメンで出場した選手の中で唯一のノーヒットに終わった。3四球と打つ球が難しい打席が続いたが、かなり悔しい思いをしていると思う。気持ちを立て直して普段通りのプレーを見せたい。
打線では壮行試合などでも好調さを見せていた3番の高山裕次郎選手が、この日も3打数3安打2打点にランニングホームランを1本放ち、これで香港戦の1打数1安打3四球から2戦で打率10割となっている。また5番の徳丸快晴選手も4打数3安打4打点でこちらもランニングホームランを1本記録した。
侍ジャパンはこれでスーパーラウンド進出を決めた。今日のフィリピン戦を戦い、6日からのスーパーラウンドではまずグループAで進出してくると見られる台湾、韓国と対戦する。オープニングラウンドで台湾が韓国に1-0で勝利していることから、6日は台湾と、7日に韓国と対戦することになりそうで、負けられない試合で選手が自分の力をしっかりと発揮できるか注目される。
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