全国高校野球選手権神奈川大会1回戦で、元石川高が県川崎を12―2の6回コールドで下し、3年ぶりの初戦突破を果たした。「1番・中堅」の早坂昊真外野手(3年)が3安打2打点に加え、50メートル走6秒4の足を生かして3盗塁を記録、快勝の立役者となった。
快足全開、初回の生還から決勝打まで3安打3盗塁2打点
早坂昊真外野手は初回、四球で出塁するとすかさず二盗を決め、次打者の投前安打で一気に生還して先制のホームを踏んだ。同点とされた2回2死一、三塁では決勝の中前打を放ち、中前打で出塁した4回には二盗、三盗を立て続けに成功。5回には8点目となる左越え三塁打でダメを押し、自慢の足と打棒で試合の主導権を握り続けた。
2年時から試合に出場しながら、夏はチームの勝利を経験できていなかった。「高校最後の夏で結果が出せてうれしい。自分たちが入学して夏は1勝もしてなかったから、チーム全員で勝利を、とやってきました」(スポーツニッポン)と、泥だらけのユニホームで白星をかみしめた。
1年前の悔しさが原動力になった。昨夏の初戦・金井戦では、先制機の打席で遊ゴロ併殺打に倒れ、チームも延長の末にサヨナラ負けを喫した。「だから今度は絶対打ってやろうと初球から振り抜きました」。1年間磨いてきたインサイドアウトを意識したスイングで、決勝打を中前へ運んだ。
次戦は全国覇者・慶応、難敵撃破のかぎは俊足
2回戦の相手は、2023年夏に全国制覇を遂げた慶応となる。「名前負けしないよう、自分たちのプレーをして勝ちに行きたい」と早坂外野手が力を込めれば、油谷投手も「チーム全員で向かっていければ…。しっかり食らいついて、最後まで諦めず戦いたい」と1球入魂を誓った。
50メートル6秒4のチーム1の足で、強豪相手にどこまで塁上をかき回せるか。難敵撃破のかぎを握る1番打者の走塁に注目が集まる。
【早坂 昊真】 プロフィール
- 氏名: 早坂昊真(はやさか・こうま)
- 所属: 元石川高校(3年)
- ポジション: 外野手
- 主な特徴や実績: 50メートル走6秒4のチームNo.1の俊足を誇る1番・中堅手。全国高校野球選手権神奈川大会1回戦の県川崎戦では3安打2打点3盗塁と攻守の起点となり、12―2の6回コールド勝ちでチーム3年ぶりの初戦突破に貢献した。インサイドアウトを意識したスイングを1年間磨き上げ、決勝打も記録。次戦は2023年夏の全国覇者・慶応との一戦で、快足を生かした活躍が期待される。










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