今夏の甲子園出場を目指す横浜高(神奈川)のエースで、今秋ドラフト1位候補に挙がる最速154キロ右腕・織田翔希投手(3年)が7月4日、同校の長浜グラウンドで行われた浦和学院との練習試合に先発し、7回を2安打6三振と好投した。今春センバツ出場、関東大会優勝で県内32連勝中のチームにとって大会前最後の実戦。この日は日米9球団のスカウトが視察に訪れる中、織田投手が神奈川大会に向けて好調な仕上がりをアピールした。
3回以降は無安打、緩急とテンポで7回6奪三振
大会前最後の実戦、この日もドラフト1位候補右腕・織田翔希投手の完成度の高さが光った。最速は153キロ、ストレートと変化球で緩急をつけ、1、2回に安打を許したものの、3回以降は尻上がりに調子を上げ、テンポのいい投球で無安打に抑え込んだ。7回を2安打6三振。危なげのない内容で大会へ弾みをつけた。
試合後は開口一番「今日は楽しく投げられましたね」(日刊スポーツ)と、笑みを浮かべた。「今日は開会式前で。初戦に向けて仕上げるという意味で、自分としてはここを分岐点にしよう、と思っていた」と、この日を最終調整の節目に位置づけていた。マウンドでは度々笑顔を見せ、「笑って投げられて、雰囲気もよかった」とチームの空気ごと引き上げる投球でナインを引っ張った。
日本ハム・山田アマスカウト顧問「高校生の中では抜けている」
この日、長浜グラウンドには日米9球団のスカウトが集まり、右腕の投球に視線を注いだ。試合を視察した北海道日本ハムの山田正雄アマスカウト顧問は、その仕上がりぶりを高く評価した。
北海道日本ハム・山田正雄アマスカウト顧問:「調子は乗ってきているようにだね。今日は変化球もよかった。緩急をつけられ、ピッチングに余裕がある。高校生では珍しく試合を作れる投手。常時、150キロのコントロールをつけた真っすぐ。低めのボールもいい。高校生の中では抜けている」
常時150キロの制球された直球に、この日は変化球の質も伴い、緩急で打者の的を絞らせない。高校生離れした試合の作り方は、今秋ドラフトの目玉候補にふさわしい内容だった。
「応援よろしくお願いします」、初戦へ向かう横浜のエース
試合後に行われた夏の大会へ向けた激励会では、集まった保護者の前で「応援よろしくお願いします」と力強くあいさつをした。神奈川大会は5日に横浜スタジアムで開会式を迎え(午後4時)、7日から熱戦が始まる。横浜の初戦は9日、綾瀬西高と湘南工大付高の勝者と対戦する。
県内32連勝中の強豪をエースとして牽引する織田投手。まずは激戦の神奈川大会を勝ち抜き、甲子園、U18代表、そしてドラフト会議へと邁進していく。
【織田 翔希】 プロフィール
- 氏名:織田翔希
- 所属:横浜高校(3年)
- ポジション:投手
- 主な特徴や実績:最速154キロの直球に変化球で緩急をつける今秋ドラフト1位候補の右腕。浦和学院高との大会前最後の練習試合では、最速153キロをマークしながら7回を2安打6三振と好投した。日米9球団のスカウトが視察に訪れる中、北海道日本ハムの山田正雄アマスカウト顧問からは「高校生の中では、抜けている」と高く評価された。常時150キロの制球された直球を軸に試合を作れる完成度が持ち味で、まずは神奈川大会突破を目指す。









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