春夏通算14度の甲子園出場を誇る花咲徳栄高の最速147キロ右腕・黒川凌大投手(3年)が、夏本番を前に素晴らしい仕上がりを見せた。7月4日、加須市の同校グラウンドで行われた山梨学院との練習試合に先発し、3回2安打無失点4奪三振と好投。ドラフト候補右腕は、7月8日に開幕する第108回全国高校野球選手権埼玉大会へ向けて順調な調整ぶりを示した。この日は中日など7球団のスカウトがバックネット裏に集まり、巨人スカウトが「投げっぷりがいい」と評価した。
相手主砲を封じた制球、最速143キロと決め球カットボール
黒川凌大投手は初回1死から、山梨学院2番の金子舜外野手(2年)に右中間への二塁打を浴びた。それでも続く今秋ドラフト1位候補の二刀流・菰田陽生投手(3年)を低めのカットボールで左飛に打ち取り、得点を許さなかった。3回も先頭打者の出塁を許したものの、この日最速143キロの直球とカットボールを巧みに使い、無失点でマウンドを降りた。
大会前最後の強豪校対決で相手の中軸を封じる制球力を見せ、特に警戒する相手主砲の菰田投手には仕事をさせなかった。黒川投手は「高めに強いので低め低めにと意識した。四球を出してもいい気持ちで」(スポーツ報知)と、狙い通りの投球で打ち取った手応えを口にした。試合は2―6で敗れたが、先発右腕は結果よりも中身で最後の夏への確かな感触をつかんだ。
巨人スカウトが「楽しみな選手」、視線集める最後の夏
大会前最後の強豪校同士の対決とあって、バックネット裏には中日、巨人など7球団のスカウトが集結した。今秋ドラフト候補の右腕の投球にも良い評価が示された。
巨人・大場豊千スカウト部主任:「投げっぷりも良いし、球速が上がったり、変化球も良くなると楽しみな選手」
花咲徳栄は第1シードで、10日に連合A(幸手桜・吉川美南・松伏・三郷工技術)と初戦を迎える。2017年夏に全国制覇した名門を再び頂点へと導くべく、黒川投手は「夏に向けて調子は上がってきている。打線がいい中で自分がチームに流れを持って来られるようなピッチングができれば」(スポーツ報知)と意気込みを見せた。
【黒川 凌大】 プロフィール
- 氏名: 黒川凌大
- 所属: 花咲徳栄高校(3年)
- ポジション: 投手
- 主な特徴や実績: 最速147キロの直球に、決め球のカットボールを操る右腕。7月4日の山梨学院との練習試合では先発して3回2安打無失点4奪三振と好投し、相手主砲でドラフト1位候補の菰田陽生投手を低めのカットボールで打ち取るなど、四球を恐れない攻めの制球力を見せた。今秋ドラフト候補に挙げられ、この日はバックネット裏の巨人スカウトからも高い評価を受けた。春夏通算14度の甲子園出場を誇る名門・花咲徳栄のエースとして、最後の夏の頂点とプロ入りを目指す。










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