国学院大・横山楓投手が147キロ5回2安打1失点の好投、中日「球質がいい」

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開幕した東都大学リーグ、国学院大の149キロ右腕の横山楓投手が5回2安打7奪三振1失点の好投を見せ、春1勝を挙げた。

注目投手

横山楓投手は宮崎学園時に147キロの速球を投げてプロ12球団から注目をされた。国学院大に進むと1,2年で登板の機会はなかったが、3年春にリリーフとして登板し1勝を挙げると、昨秋は0勝1敗も最速149キロを記録し、今年のドラフト候補として期待をされていた。

その横山投手は昨年11月には左足首のじん帯を損傷し、3カ月間練習ができなかったというが、この日の開幕試合で先発すると「調子が悪い中で何とかチームを勝たせられてよかった」と話すように、5回を投げて2安打で7つの三振を奪い1失点に抑えた。

球速は球場表示で145キロ、視察をしていた東京ヤクルトのスカウトのスピードガンで147キロを記録したが、鳥山監督は「本来の力は出ていません。球速もスピードガンが壊れているんじゃないかと。でも悪いなりに試合を作ってくれた」と話した。

これでリーグ戦2勝目となるが先発では初勝利、「今日は先発で勝てました。」と先発での勝利を喜んだ。昨年までは大エースだった清水昇投手(2019年東京ヤクルトドラフト1位)がいたが、今年は横山投手がエースとなる。

この日は複数の球団のスカウトが視察に訪れていたが、中日の正津スカウトは「真っすぐの球質がいい」と評価している。高校で多くのスカウトが注目をした横山投手、秋までに実績を積んでいけばドラフト候補として指名の可能性もあるが、社会人への内定は夏頃に決めていく必要があり、この春の成績次第でプロか社会人かという進路の決断をする事になりそうだ。

2019年度-大学生投手-右投のドラフト候補リスト
2019年度-東都大学リーグのドラフト候補リスト

新聞記事

開幕投手を任された意地を見せた。横山は気温10度を下回る中、視察したヤクルトスカウトのスピードガンで最速147キロを計測。「めちゃくちゃ緊張した」と五回までに98球を要しながら、粘りの投球で試合を作った。

なるほど度:☆☆☆☆ スカウトの前で横山開幕戦勝利 西日本スポーツ紙面 2019/4/9

中日の正津スカウトは「真っすぐの球質がいい」と評価した

最速149キロを誇るプロ注目右腕だが、昨年11月に左足首のじん帯を損傷した。3カ月練習ができなかった影響もあって、「めちゃくちゃ緊張した。投げ始めは足を踏み出す怖さもあった」と振り返る。

同大の鳥山泰孝監督(43)も「本来の力は出ていなかった。球速もスピードガンが壊れてるんじゃないかと思ったが、スピードガンとけんかしても仕方ない。悪いなりに試合をつくってくれた」と、大きな信頼を寄せるエースでの開幕戦勝利に安堵(あんど)の表情を浮かべた。

名前も知らない、顔も記憶がない。横山が1歳の時に父は他界していた。「父のことは何も知りません。でも、この名前を付けてくれました。僕は母に野球で頑張る姿をたくさん見せてあげたい」。母は宮崎の介護施設で調理をして、横山のために学費を賄ってきた。その母の左手に、横山がつかんできたばかりのボールが、しっかりと握られていた。

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