田嶋大樹投手、岡本和真投手の対決に千葉ロッテが3人態勢で視察

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 注目の対決、佐野日大の田嶋大樹投手と智弁学園・岡本和真投手の対決には、千葉ロッテが3人態勢で甲子園に残り視察を行った。

直接対決を見るため

 プロのスカウトは甲子園大会は、全てのチームが出場する1回戦だけを視察する事が多い。各地で始まる高校野球の春季大会で甲子園に出場できなかった選手を視察したり、春休み中の練習試合やオープン戦を視察に行く。しかしこの日は千葉ロッテが松本編成統括以下3人が甲子園に残り、注目の二人の対決を視察した。

 松本編成統括は「岡本君への膝下のスライダーは、高いレベルで通用するキレがある。1回戦は投げっぷりが良かったけど、今日はピッチングのいまさ、投球センスが光った。」と田嶋投手を評価した。

 

千葉ロッテは左腕注目?

 東北楽天が2005年から昨年まで、高校生ドラフトも含めてドラフト1位で12人を指名しているが、その内、松井裕樹投手や森雄大投手など7人が左腕投手と徹底している。千葉ロッテも負けていない。昨年は左腕投手を指名しなかったが、2012年は松永昂大投手、川満寛弥投手、2011年は藤岡貴裕投手、中後悠平投手と、ドラフト1位、2位で左腕投手を指名している。

 昨年は松井裕樹投手ではなく石川歩投手を指名し左腕優先という事もないだろうが、この4人がまだ結果を残していない事から、今年は左腕を狙う事も考えられる。大学では明治大の山崎福也投手、法大・石田健大投手という左腕がいるが、田嶋大樹投手も左では同じくらいの評価を受けるようになるかもしれない。

 2011年、2012年の4人に刺激を与える意味でも田嶋投手の獲得は大きいかもしれない。

 

田嶋、岡本をKK斬り - ニッカンスポーツ紙面:2014/3/29

 

 3点リードの6回2死三塁、吉岡を投ゴロに打ち取ったが、一塁に悪送球。三塁走者の生還を許した。8回には5連打を浴び、同点に追いつかれ、なおも1死満塁のピンチ。だが、そこから踏ん張るのが今大会No・1左腕の意地だ。後続を得意のスライダーで打ち取り、延長戦に持ち込むと味方の反撃を呼び込んだ。

 注目の対決となった智弁学園・岡本には4打数1安打。「インコースが苦手と聞いていた」と内角を攻めて、2三振を奪った。苦しんだエースは「次はしっかりコースを突いて、無失点にこだわりたい」と快投を誓った。

 智弁学園は2回戦で姿を消し、大会No・1スラッガー、岡本は「いい投手と対戦できたことを生かして夏に向かいたい」と目を真っ赤にして飛躍を誓った。

 注目された田嶋との対戦は4打数1安打。4、6回の好機では低めにボールになるスライダーと、意表を突いた内角直球でともに三振に仕留められた。同点の9回から今大会初めてマウンドに上がった。延長10回、先頭に安打を許すと、四球に野選で無死満塁に。気迫で2者連続三振を奪ったが、最後は直球を左前に運ばれ力尽きた。

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