埼玉西武より戦力外となり、自由契約または任意引退をした選手の進路をまとめます。
埼玉西武の自由契約・任意引退選手の進路
選手名 | 守備 | 通算成績 | ドラフト | 出身 | 進路 |
西口文也 | 投手 | 436試合182勝118敗6S | 1994年ドラフト3位・西武 | 立正大 | 西武編成部 |
森本稀哲 | 外野手 | 1272試合打率.259、267打点 | 1998年ドラフト4位・日本ハム | 帝京高 | 起業家 |
中郷大樹 | 投手 | 141試合6勝4敗 | 2006年大社ドラフト6位・ロッテ | JR四国 | ロッテ打撃投手 |
平野将光 | 投手 | 60試合6勝13敗1S | 2007年大社ドラフト1位・西武 | JR東日本東北 | 西武寮副寮長 |
梅田尚通 | 内野手 | 4試合打率.182、4打点 | 2007年高校ドラフト5位・西武 | 鯖江 | 会社員 |
石川貢 | 外野手 | 26試合打率.119 | 2009年ドラフト4位・西武 | 東邦 | 会社員 |
松下建太 | 投手 | 9試合0勝1敗1S | 2009年ドラフト5位・西武 | 早稲田大 | 西武2軍用具係 |
前川恭兵 | 投手 | 1軍出場なし | 2010年ドラフト4位・西武 | 阪南大高 | 会社員 |
林崎遼 | 内野手 | 55試合打率.203、2打点 | 2010年ドラフト5位・西武 | 東洋大 | 会社員 |
西口投手はドラフト3位ではあったが立正大で1部に昇格させる活躍などがあり、プロ11球団が注目していた。当時は選手からの逆指名が普通に行われており、ドラフト前にはその中から数球団に断りを入れ西武が3位で指名をした。プロ入り後は2年目に16勝を挙げるとその後7年連続2ケタ勝利、また2005年には17勝を挙げるなどエースとして活躍した。
森本選手は松坂世代の遊撃手として、また甲子園で浜田高の和田毅投手からホームランを放つなど通算34本塁打の長打力と俊足を持つ選手として注目され、ドラフト4位で日本ハムが指名した。プロでは外野手に転向し、代走や代打などで機会をうかがうと9年目に175安打、打率.300を記録、日本ハムの外野の一角を担い、明るいキャラクターで横浜、西武でも活躍を見せた。
中郷投手は140キロ中盤の速球を投げる投手として大社ドラフト6位でロッテが指名、まだ安定感はなく伸びしろも期待しての指名だった。5年目には44試合に登板、6年目には15ホールドを記録するなど、這い上がって活躍を見せた投手だった。2014年に西武に移籍したが成績は残せなかった。
平野投手はJR東日本東北で大型右腕投手としてドラフト1位で指名された。しかしドラフト時の評価はそれほど高くなく、当時西武はスカウト不正問題で揺れており、アマ側から接触を避けられていた中で1位指名になった可能性がある。2010年に4勝4敗の成績を残すが1位指名としての結果は残せ無かった。
梅田選手は鯖江高校出身で185cmの大型スラッガーだったが、隠し玉的存在の選手だった。2007年は西武はスカウト不正問題で高校生ドラフトは4位からの参加となっており、素材型の選手4人を獲得している。梅田選手は6年間は1軍出場がなかったが2014年に1軍で初打席を迎えると、初安打が満塁ホームランとなった。
石川選手は東邦出身で50m5秒台で走る大型内野手としてヤクルトなども注目していた。3年目に1軍出場を果たし、2014年も2軍の盗塁王となっていたが、1軍で結果を残すことはできなかった。
松下投手は明徳義塾から早稲田大に進み、サイドスローからの140キロ中盤の強い速球で甲子園出場や大学野球選手権でも実績があり、広島カープやヤクルトなどが狙っていた。西武にドラフト5位で指名されプロ入りしたが1軍登板は2013年の1年だけだった。
前川投手は145キロの速球と鋭く曲がるスライダーで高校2年時に1試合17奪三振を記録した。3年時は11球団に注目されたが制球が定まらず、また夏の大会前の右ひじを剥離骨折した。それでも西武が4位で指名した。1年目に8月には2軍戦で登板するまで回復をしたものの、怖さも残っていたのか2軍でも好投はなく、2014年に育成契約となっていた。
林崎選手は東洋大姫路時代に主軸を打つ遊撃手として注目された。プロも注目したが東洋大に進むと最初は結果を残せなかったが上級生になりレギュラーとして活躍、2010年ドラフト5位で西武に指名された。3年目に31試合に出場しチャンスはもらったもののつかむことはできなかった。
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