中央大・島袋洋奨投手が147km/h記録、全てストレートで2回3奪三振に巨人スカウトが評価

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 東都大学リーグの拓殖大vs中央大の試合は拓殖大が尾松義生投手、佃勇典投手のリレーで2失点に抑えて勝利した。中央大は島袋洋奨投手が3番手で登板し最速147km/hを記録、全てストレートで2四球も3奪三振を記録し、復活の投球を見せた。

復活の投球

 島袋洋奨投手は今季はオープン戦から不調が続き、リーグ開幕カード2戦目の亜細亜大戦では5者連続四球を与えるなど、精神的に負担を感じているような投球を見せていた。

 次節の国学院大とのカードでは登板せず、3週間あけてこの日3番手としてマウンドに登ると、2回を投げて33球全てストレートを投げて最速は147km/hを記録、2つの四球を与えるも3つの三振を奪って無失点と、復活の手ごたえを掴んだ。

 3週間の間にカーブを多めに投げるようにして体のバランスを整えてきたといい、「よくなっているのが形となって出た」と話した。秋田監督も「収穫は島袋、最後に先発できたら」と残りの2カードで先発させる可能性を示した。

 

巨人・山下スカウト部長が視察

 この投球を巨人の山下スカウト部長が視察をし、「あれだけの切れ、角度がある真っすぐは見事」と評価をした。巨人は澤村拓一投手を獲得した縁もあり、また左腕投手の獲得も今年の補強ポイントの一つに挙げられ、島袋洋奨投手の評価は高いように感じられる。

 順調に復活を見せることができれば、おそらく指名の順番が遅くなるであろうドラフト2位、または3位で指名を狙いそうだ。しかし阪神や地元福岡ソフトバンクも注目をしており、ドラフトの指名順が確定してから各球団の戦略がぶつかる事になりそうだ。

 

  トルネード左腕に復活の兆しが見えた。島袋が3点を追う6回から3番手で登板。2四球を出したが、2回を無安打無失点。最後の打者を空振り三振に仕留めると、一塁側ベンチがどっと沸いた。「ベンチ、スタンドからも声が聞こえて支えられているなと思った」。表情に少し明るさが戻った。

 今季はオープン戦から制球難に苦しんだ。8日の亜大戦は5者連続を含む6四死球と自滅し、2回降板。以来、指のかかりを取り戻すためブルペンでカーブを多投。修正を重ねてきた。

 今季2度目の登板は全33球が直球で最速147キロを記録。試合には敗れたが、秋田秀幸監督(59)は「収穫は島袋。(リーグ戦の)最後に先発できたら」と手応えをつかんだ。興南(沖縄)時代、甲子園春夏連覇の栄光を知る左腕。「まだ100%ではない。更に上を目指していく」。どん底は脱した。あとは一歩ずつはい上がるだけだ。

 エース左腕・島袋は1-4とリードされた六回から救援し、2回を無安打3三振2四球で無失点に抑えた。直球だけで押しまくり、最速は147キロをマーク。「前に比べれば戻ってきた。指のかかりを意識して練習してきたものが形になってきている」と手応えをつかんだ。先発した8日の亜大戦は5連続を含む6四死球3失点の大乱調で1回1/3でノックアウトされただけに、敗戦の中に復調気配を漂わせた。

島袋の復活の兆し - ニッカンスポーツ紙面:2014/4/30

 

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