大学野球選手権、東京ドーム第4試合の九州産業大vs広島経済大の試合は延長タイブレークで11回の末に九州産業大勝利するという熱戦となった。
プロ注目投手のピッチング
九州産業大はプロ注目左腕で春のリーグ戦で5勝0敗、ノーヒットノーランも達成するなど完璧な投球で優勝に貢献したエース・浜田智博投手が先発すると、ダイナミックで変則的なフォームからキレの良いストレートをコントロール良く投げ、8回1/3まで5安打8奪三振1四死球といつも通りのピッチングを見せた。
プロのスカウトも「打ちづらい」と話すフォームに、右打者のインハイに強気に攻めるストレート、そしてスライダー、チェンジアップなど投球スタイルは完成している。
変則モーションの投手はプロにもたくさんいるが、それぞれが通用するかどうかは未知数と言える。摂津投手や武田勝投手のように大活躍もすれば、広島カープの岩見優輝投手のようなバンザイフォームで高く評価されてプロ入りしたものの1軍に定着できない投手もいる。
浜田投手の場合はコントロールとインコースにきっちりと投げられる点でプロも評価をしていると思う。ドラフト会議で指名される投手だろう。
2年生・森川祐至投手が140km/h後半連発リリーフ
9回途中からは2年生の森川祐至投手がリリーフ登板すると、185cmから140km/h後半のストレートを連発し、タイブレークとなった延長10回、11回も無失点に抑える好投を見せ、チームのサヨナラ勝利に貢献した。
熊本商業時代から注目されている大型右腕が、全国の舞台で同学年の創価大・田中正義投手の圧巻のピッチングを見せられて、花が開きつつある。
こちらも大谷、藤浪世代の代表格となる素質を持っており、期待は大きい。
広島経済大・尾仲祐哉投手
広島経済大も先発の宇野投手が5回を無失点に抑える好投をみせ、9回には尾仲祐哉投手が9回ノーアウト3塁の場面で登板し、連続四死球でノーアウト満塁としてしまう。そしてその打者にも3ボールと絶体絶命となったが、そこから3者連続三振に斬ってとりピンチを凌いだ。
続く10回もタイブレークで1アウト満塁で得点を与えなかた。しかし11回はタイムリーヒットを打たれて敗れた。最速147km/hを投げ気持ちの入ったピッチングを見せた。小柄だが2年生投手でこちらも楽しみ。
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