西日本スポーツは九州のドラフト候補特集を掲載し、「高良の山」と九産大・高良一輝投手などの紹介をしている。
九州の大学生では
九産大の高良一輝投手は昨年は春5勝0敗でリーグ制覇し、大学野球選手権でも仙台大・熊原健人投手(2015年横浜DeNAドラフト2位)と投げ合って16三振を奪い完封勝利を挙げると、秋はやや息切れし明治神宮大会には出場できなかったが、4勝0敗という成績を残している。
最速147キロの速球は打者の手元で伸びる球で、腕の見づらいフォームや鋭い変化球も評価は高く、既に複数球団が挨拶に訪れるなどプロもドラフト2位までに入ってくる上位候補と評価をしている。
高良投手は「プロに行きたいという気持ちはある。」とプロ志望を明らかにし、オフは下半身強化に取り組んで「球速を伸ばすよりもアベレージを上げたい」と常時140キロ以上を出せる体を作っている。目標についても「春のリーグ優勝と全国ベスト4以上」に設定した。球速、そして全国でも勝ち抜いていける投球を見せればドラフト1位にも入ってくる可能性のある投手だろう。
また記事では、同じ九産大からは148キロ右腕の森川祐至投手、高校時代から巧みなピッチングが持ち味だった温水賀一投手の名が、また同リーグではライバル・九共大のエースで188cmから147キロの速球を投げる岩本喜照投手の名前が挙がった。
九州六大学リーグでは福岡大で50m5.9秒の俊足・北野貴昭選手、主軸を打つ左のスラッガー・八坂健司選手、九州国際大で最速146キロを投げ多彩な変化球が持ち味の丸田隆成投手と巧打の遊撃手・宮崎竜之介選手、また今年大学野球選手権に出場した西南学院大の技巧派エース・下津浦啓太投手の名前が挙がった。
九州の高校生では
高校生では九州産業で秋の福岡大会でノーヒットノーランを達成した149キロ右腕の梅野雄吾投手、同じく福岡で183cmから146キロを投げる福岡大大濠の浜地真澄投手、都城高校ですでに151キロを記録している山本由伸投手に、188cmから145キロの速球を投げる太田龍投手などはドラフト上位指名をされてもおかしくない投手がそろう。
また秀岳館の九鬼隆平選手も強打の捕手として期待されており、今年のドラフト会議では田中正義投手とともにこれらの九州の選手の動向も注目する必要がありそうだ。
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