桜美林大・佐々木千隼投手、運命に導かれてドラフト1位へ

佐々木千隼, 桜美林大

デイリースポーツ・虎が追うの特集で、桜美林大の佐々木千隼投手が紹介されている。都立日野高校から硬式野球部創部5年目の桜美林大に入学し、チームはリーグ戦1部で優勝争いをするチームとなり、自身もドラフト1位候補に躍り出た。

佐々木千隼投手

佐々木千隼投手は都立日野出身で、3年夏の西東京大会ではエースとして早稲田実業や日大鶴ヶ丘を下してベスト8に進出、準々決勝では前年の夏の甲子園優勝校・日大三を9回6安打に抑えたものの、立ち上がりに奪われた3失点が響き、0-3で敗れた。

高校時代は通算33本塁打を記録するスラッガーとしても注目され、チームでは5番など主軸を任されていた。

その佐々木投手にはプロも注目したが、準硬式から硬式野球部に移行して5年目となる無名の桜美林大に進学をする。当時は首都リーグの2部だったが、佐々木投手は1年目からエース格として登板をし、2年生の春はリーグ再編で1部が8校となり1部に昇格すると、エースとして帝京大を破り、日体大と引き分けるなど活躍、チームも東海大に続く2位となった。

それからは桜美林大の絶対的エースとして、東海大や帝京大、筑波大などを相手に好投を見せ、2年秋は4勝1敗、3年春は5勝2敗、秋は4勝3敗とリーグを代表する投手としての活躍を見せた。

今シーズンは日体大線で3安打11奪三振で完封、151キロを記録すると、続く帝京大戦では9回までに18奪三振、延長12回まで20奪三振を奪う投球を見せた。その試合をタイブレークで落とすと、その後は日体大、東海大を相手に0-1で完投しながら敗れ3連敗、現在1勝3敗となっている。しかし4試合39回を投げて41奪三振で自責点は2、防御率は0.46と圧巻の数字を残している。

ドラフト1位候補に

その佐々木投手が成長したのは、高校時代からの実力とともに元横浜の野村弘樹氏との出会いも大きかったとされる。桜美林大の特別コーチとして投手陣の指導に当たった野村氏は、ストレートの球の握り方を伝えると、「多少甘くなっても空振りを取れる。今までにない感覚。しっくりくる」と球質が向上した。

阪神の平塚スカウトは「球質がいい。打者の手元でぐっとくる。球速表示より早く感じる。スライダーのキレもいい」と話した。また「バッティングをしても飛ばすし。上位候補」と評価、151キロを記録する右腕に、埼玉西武なども編成幹部クラスが視察をしており、ドラフト2位の後ろの方では取れない投手となったとみられる。

無名の桜美林大に進学し、リーグ再編で1部に昇格し、元プロ野球コーチの指導と出会うことができた。プロへの運命の道が拓かれ、これからも良い道を進んでいくのだろう、そういう星の下にいる選手に思えて仕方ない。

桜美林大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

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都立の星から駆け上がった反骨20K右腕 佐々木千隼 デイリースポーツ紙面 2016/4/26

 


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