作新学院・今井達也投手が152キロ速球で花咲徳栄に勝利、スカウト「ドラフト1位も」

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作新学院・今井達也投手vs花咲徳栄・高橋昂也投手のプロ注目投手対決は、先発して完投した今井達也投手に軍配が上がった。今大会最速の152キロを記録し、10三振を奪って2失点に抑え、6-2で勝利した。プロのスカウトの評価もうなぎ上り。

完投

今井投手は初回、外に外れたボールだったものの今大会最速の152キロを記録した。その後もストレートは大体140キロ中盤を記録し、またこの日は鋭いカットボールが有効で、低めから伸びてくるようなストレートと、その低めから鋭く沈むカットボールで10個の三振を奪った。

プロ注目投手同士の対決は、高橋昂也投手が先発せずに途中から登板ということでやや不完全燃焼だったかもしれないが、「完投できてよかった。いい投手と投げ合うと自分も成長できるし、すごく楽しめました」と話した。

初戦の尽誠学園戦は9回5安打13奪三振完封で四死球は2つ、この日は9回6安打10奪三振2失点で四死球は4つ、甲子園で2試合に完投いた力は本物といえる。春の大会から夏の栃木大会まではどちらかというとリリーフなどで投げ、制球を乱しながらも何とか抑えるという投球だった。しかしこの日対戦した花咲徳栄は5月に練習試合を行っていたのだが、花咲徳栄の岩井監督は「5月とは別人」と話した。この夏に急成長を遂げた。そしてこの日もカットボールを使った投球でさらに進化した投球を見せた。

スカウトも絶賛

この投球に千葉ロッテの永野チーフスカウトは「ボールをはじくような感覚を掴んでいる。」と球の質についても評価した。そして、「1位の12人に入るでしょう」とドラフト1位候補に加わっていることを話した。

今大会で最も評価を上げた投手となった今井投手、今後はドラフト1位候補として注目される事になる。

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152キロを出しながらも、初戦のように直球主体で押すスタイルにこだわらなかった。3回以降、昨秋から使い始めたカットボールを多投した。「(相手が)初戦のビデオを見て、少しストレートに(狙いを)張ってくるかなと思った」。予想通り、直球狙いだった相手打者はワンバウンドでもカットボールを空振り。初戦(15球)の2倍以上となる37球のカットボールを投じ、的を絞らせなかった。

12日の2回戦で自身最速の151キロをマークしたが、翌13日に創志学園(岡山)の高田が152キロを投げ、更新された。「いつか抜かれると思ったけど、まさか次の日とは…」。ニュースを見て火がついた闘争心。再び観客席をどよめかせた。

 初回に今大会の最速タイとなる152キロをマークし、初戦で出した自身の最速を1キロ更新。ロッテ・永野チーフスカウトは「1位の12人に入るでしょう」と「BIG3」にも劣らない能力を高評価した。

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