東海大相模・小笠原慎之介投手の熱投と杉崎成輝選手の殊勲打でベスト4

小笠原慎之介, 杉崎成輝, 東海大相模

 東海大相模はこの日の花咲徳栄戦は、初戦で9回途中までを無失点に抑えた右の吉田凌投手が先発した。しかし4回途中まで3点を奪われると、リリーフした小笠原慎之介投手が熱投で火を消した。

ここぞで力勝負

 吉田投手が暴投で3点目を許したところで、なお2アウト1,2塁の場面で小笠原慎之介投手が登板すると、直球で勝負しサードゴロに打ち取った。その後も1点差で8回1アウト2,3塁のピンチでも初の敬遠をしたものの後続を断った。最速146km/hの速球と変化球を武器に5回1/3を2安打5奪三振2四死球で無失点に抑え、チームのベスト4進出に大きく貢献した。

 ピンチを抑えた場面について、「伝統ある1番を着けさせてもらっている。ピンチで抑える気持ちが前面に出た。MAXでした」と話し、ベンチで涙を見せた吉田凌投手を見て、「鼻をさすっている吉田を見て、やっとエースらしい投球ができたかなと。日本一に近づけた試合だったと思う」と話した。

 高校1年時は149km/hを記録する吉田凌投手が大きくクローズアップされた。先発でも起用される吉田投手を見て小笠原投手はリリーフで投げていた。しかし2年生の時に信頼を得て背番号1をつけると、その後はこの背番号を守り通した。この日は1年時と同じく吉田投手をリリーフしての投球だったが、立場は完全に違っていた。

 

打線も強力

 東海大相模は3番の杉崎成輝選手が5打数3安打と活躍、9回にはサヨナラとなるレフト戦への2ベースヒットを放った。投手が注目される中で、自分もドラフト候補の遊撃手であり悔しい思いもしていたが、この日は殊勲者となった。

 昨年秋は神奈川大会準決勝の平塚学園戦で2つのエラーをして敗れ、試合後に悔しさのあまり熱を出したという杉崎選手、1年で頼れる選手に成長した。広島入りしたOBの田中広輔選手のような成長が期待できる選手で、プロもほしいと思う選手だと思う。進路も注目される。

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2枚看板の右腕・吉田凌が4回途中3失点。2点差に広げられた4回2死一、二塁でバトンを受けた。最速146キロの直球で7回まで打者10人を完全に封じ、5三振。1点ビハインドの8回に1死二、三塁とされたが、「伝統ある1番を着けさせてもらっている。ピンチで抑える気持ちが前面に出た。MAXでした」。後続を断ち、直後の同点、サヨナラ劇につなげた。

八回に追い付き、九回に3番杉崎の左越え二塁打で熱戦に終止符を打った。打のヒーローは「うれしくてたまらない。甲子園で自分たちがやってきたことが出せた」と両手に残った快音の感触に浸った。


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