小笠原慎之介投手が6回3安打9奪三振でオーストラリアに勝利、中日スカウトが絶賛

小笠原慎之介

 侍ジャパンU18代表は、U18ワールドカップのオーストラリア戦にエースの小笠原慎之介投手が先発し、6回を投げて3安打9奪三振1失点と好投して3連勝を飾った。

最速146キロ

 東海大相模で夏の甲子園優勝投手となった小笠原慎之介投手、甲子園では152キロを記録したが、この日は阪神のスカウトのスピードガンで計測された146キロが最速だった。

 小笠原投手は宮崎で行われた招待試合で、東海大相模とともに参加していた県岐阜商の試合を視察、高橋純平投手のカーブに注目していたという。「抜くようにうまく投げられなかった。代表の練習初日に投げ方を聞きました」と高橋投手に聞き、この試合ではその大きなカーブにチェンジアップ、スライダーなどの変化球を織り交ぜた投球を見せた。

 甲子園では球速で力で押すピッチングを見せたものの、準々決勝の関東第一戦は2回を投げて4安打2失点、仙台育英との決勝戦では9回で6失点した。また大学代表との壮行試合でも失点を重ね、力押しではまだ厳しいと感じていたのだろう、変化球を織り交ぜたピッチングで、6回3安打9奪三振、まずまずの手ごたえをつかんだ。

 

中日スカウト部長評価

 ドラフト1位候補左腕・小笠原慎之介投手のピッチングに、視察した中日・中田宗男スカウト部長は「リズム感が出た。こういう投げ方をすれば球速ももっと出る。」と話し「1巡目は揺るがない」とドラフト1位で消える投手であることをあらためて確認していた。

 昨年から1年間でパワーアップをし、そして甲子園優勝を経験して今度は総合力の高い投手へと成長を続ける小笠原投手、最終形はどこにあるのかまだ先は計り知れない。

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進化を見せたのが、5回1死からの見逃し三振。右打者の内角へカーブを決めた。持ち球にはあったが今夏甲子園では封印していた球種。5月に行われた宮崎での招待試合で、県岐阜商・高橋純がクールダウンでカーブばかり投げる姿に衝撃を受けた。代表でチームメートになると、すかさず質問。「本人はただカーブを練習しているだけだったみたい。でも、抜き方を教えてもらった。僕はうまく抜けなかったので。投球の幅が広がった」と自信を深めた。その高橋純は「さすが優勝投手。貫禄があった」と持ち上げ、視察した中日・中田宗男スカウト部長も「1巡目(指名)は揺るがない」と再評価した。

 ドラフト1位候補2人の“融合”が、左腕を進化させた。5回1死の見逃し三振はカーブ。県岐阜商の152キロ右腕・高橋純平から球の抜き方を教わったものだ。落差のあるボールはカウントも取れるし、ウィニングショットにもなる。投球の幅を広げた結果、スムーズな投球術が開花した。

 「リズム感が出た。こういう投げ方をすれば球速ももっと出る。1位は揺るぎないでしょう」(中日・中田スカウト部長)など、プロの評価もさらに高まっている。


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