阪神のドラフト2位・石崎剛投手の期待が高まっている。平田ヘッドコーチは宜野座でのキャンプスタートを示唆した。
期待高まる
阪神は鳥谷選手の残留という明るいニュースがあったとはいえ、昨年のFA戦線で投手の獲得に乗り出すもことごとく失敗し、ドラフトによる新入団選手に期待が高まっていた。しかしドラフト1位の横山雄哉投手が故障していることが発覚したことで、ドラフト2位の石崎剛投手への期待が集中している。
石崎投手は右スリークオーターから151km/hの速球を投げ、都市対抗ではほとんどをストレートで押しきっていた。力のある速球とフォームは東京ヤクルトでリリーフとして活躍した林昌勇投手に似ていると評価されている。平田ヘッドも「社会人で2位で入って来て期待するのは当然でしょう。有力な候補」と話している。
まだ素材型
しかし石崎投手はまだ素材型とも思える。社会人で6年間プレーしたとはいえ、今のフォームになって球速が増したのは2013年になってから。2014年のシーズンでブレークしたものの、ほとんどをストレートで抑える投球スタイルで、変化球やコントロールはまだアバウトな所がある。
球威だけで抑える力はあるものの、高めのストレートを見られるときつくなる段階だと思う。自信を持つことで勢いで活躍をするかもしれないが、期待をし過ぎない方が良いと思う。
横山雄哉投手、石崎剛投手、そして守屋功輝投手、共に社会人出身ながら素材型の投手で、長い目で見れば結果を出してくれるだろう。
即戦力として期待されているだけに平田ヘッドコーチは「社会人で2位で入って来て期待するのは当然でしょう。有力な候補」と宜野座キャンプスタートを示唆。右腕も「行きたいと思っている。期待に応えられるよう努力したい」と力を込めた。
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