創価大・田中正義投手が9回4安打12奪三振3失点、12球団45人のスカウト視察

創価大, 田中正義

創価大の田中正義投手の大学最後の年がスタートした。杏林大との開幕戦に先発した田中正義投手は、最速152キロを記録した速球と変化球を織り交ぜ、6回までパーフェクトの投球を見せた。

投球は70点

球速は球場のスピードガンで1回に151キロを記録だったが、巨人スカウトのスピードガンで152キロを記録した。田中投手の代名詞といえる右打者外角低めのストレートも決まり、またフォークボールとともに、ややスピードを落としたストレートを織り交ぜ、6回まではパーフェクトピッチングを見せた。

しかし7回に初安打を許すと1、3塁とピンチになり、相手のスクイズを外したものの味方の悪送球で1点を失い、昨年から続くリーグ無失点記録は56回で止まった。点差の開いた9回に岸監督に登板するか聞かれると「行かせてください」と志願をして完投、9回にも2点タイムリー3ベースヒットを浴び、109球を完投して9回4安打12奪三振3失点も、「勝ったので何でも良い。」と完投して勝った事に喜んでいた。

「100%の調整ができたわけではなかった」と2月に右肩の疲労を訴えてから3月はオープン戦の登板も完璧という手ごたえはなかったと思う。この日も「個人的には70点。」と評価しまだ本調子ではなかった。

12球団45人スカウト絶賛

この日は12球団45人のスカウトが視察、巨人と福岡ソフトバンクは7人体制で視察した。

巨人・山下哲治スカウト部長:「大学生では上原以来の先発完投型の大型右腕。すぐローテーション入りして10勝はいけると簡単に言ってはいけないが、田中には言ってもいい。ローテーションの軸になれる。もっと暖かくなれば、今日以上のものが出る。」

福岡ソフトバンク・小川一夫編成育成部長兼スカウト室室長:「今年のドラフトは田中君を中心に回るという確認ができた。完成度が高い。プロでもエースになれる投手。故障がなくローテーションで投げれば10から15勝はできるだろう。」

楽天・長島スカウト部長:「10勝の声が掛かるのは当然。余力を残して投げているのが魅力。即戦力でありながら伸びシロがある」

東京ヤクルト・小川SD:「昨夏のNPB選抜で投げ、抑えたのが強烈だった。まだ本調子でないようだが、打者の内角への角度がある直球がいい」

オリックス・加藤編成部長:「手足の長さ、スケールの大きさにしなやかさを感じる。それであのスピードも出せるんだからすごい」

中日・中田スカウト部長:「調子はまだまだで、全てのボールでストライクが取れ、三振も取れる。10勝から15勝を計算したくなるね」

阪神・和田SD:「初めて見たが、真っすぐはプロでもすぐ通用する。これから調子を上げていく段階なのに、素晴らしいボールを投げる。」

北海道日本ハム・大渕スカウトディレクター:「外野で走っている姿を見ても、持っているバネが違う。ものが違います」

ドラフトの超目玉

この日は、流通経済大vs高千穂大の試合も行われたが、同じくドラフト1位候補として注目される生田目翼投手も右肩違和感のために調整が遅れており先発を回避した。田中正義投手とドラフト1位指名を比較するクラスの選手は、大学生や社会人の即戦力投手ではほぼいないだろう。いるとすれば、将来性を盛り込む事になる高校生の候補や、左腕、遊撃手、ホームランといった付加価値を加算する事になる選手だと思う。

おそらく故障さえしなければ8球団くらいは1位指名をしてくるだろう。そして来年にはローテーションどころか、登板でも大谷翔平投手と比較されるくらいに注目される投手だと思う。

ドラフト1位指名は間違いない田中投手、あとは何球団が指名してくるかが今年のドラフトのポイントとなる。

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初回からこの日最速の151キロを計測し、6回まで完全投球。7回先頭に初安打となる投手強襲安打を許すと、1死一、三塁から失策が絡み、リーグ戦57イニングぶりに失点した。3年春から継続していた無失点記録は途絶えたが、マウンドで岸雅司監督から「記録じゃない。勝てばいい」と声を掛けられ、後続を断った。

巨人・山下スカウト部長は「『すぐローテーション入りして10勝はいける』と簡単に言ってはいけないが、田中には言ってもいい」。阪神・和田豊オーナー付シニアアドバイザー(SA)は、同じ1994年生まれの日本ハム・大谷、阪神・藤浪との比較を問われ「調子が上がってくれば、それに近いものになる」と言い切った。

ネット裏には球団幹部を含む全12球団45人のスカウトが大集結。異例の7人態勢で熱視線を送った巨人・山下スカウト部長は「もっと暖かくなれば、今日以上のものが出る」と絶賛した。楽天・長島スカウト部長も「余力を残して投げているのが魅力。(今でも)即戦力でありながら伸びシロがある」とうなった。

初回に151キロをマークすると、5回1死から3者連続三振を奪うなど6回までパーフェクト投球。7回の先頭に、自らを強襲する内野安打で初めて走者を許した。1死後に一、三塁とされ、相手のスクイズを外したが、三本間で挟まれた走者が味方の失策で生還。リーグ戦57イニングぶりに失点した。9回は1死後から四球と連打を浴びて2点を失った。


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