巨人の原監督は今年入団した育成を除く4選手について、2月からの1軍キャンプ入りの可能性があることを示唆した。高校卒スラッガーの岡本和真選手もいきなり1軍と言う事もありそうだ。
十分考えられる
ドラフト2位の戸根千明投手、3位の高木勇人投手、4位の田中大輝投手は大学、社会人卒で即戦力を期待されて獲得した選手のため、キャンプ1軍入りは目指すべき目標であり、それを実現できなければ厳しい。しかし、ドラフト1位の岡本和真選手は智弁学園高校で通算73本塁打を放ったスラッガーとはいえ、キャンプのスタートから1軍を目指す必要はないかもしれない。
しかし原監督は「そうそう出てこない逸材。1月の新人合同自主トレが始まって、報告を聞いてからになるが、十分に考えられるでしょう。」と話し、合同自主トレを見て体力的に1軍キャンプについてゆけそうならば、1軍スタートとなることを示唆した。
次期4番の育成
原監督は56歳になる。長嶋監督が松井秀喜選手を獲得したのが56歳の時で、その後、監督室などでマンツーマンで打撃指導をして国民栄誉賞を獲得するスラッガーに育て上げた。
原監督は東海大相模の後輩で、ドラフト1位で獲得した大田泰志選手を直接指導したもののなかなか結果を残せなかった事もあり、岡本和真選手の育成については想いの強さがありそうだ。
阿部選手の成績が下がり、FAで獲得した主軸の選手も結果を残せなくなる中で、打線は長野選手、坂本選手、そして外国人に頼るような形になっている。早く主軸を打つ若手選手を育てる必要がある。
長嶋氏のような情熱や我慢強さを、原監督が岡本選手に注げるか、次期巨人4番の誕生はそこにかかっている。
当然、注目は高校通算73発を誇る岡本のバットだろう。指揮官は「そうそう出てこない逸材。1月の新人合同自主トレが始まって、報告を聞いてからになるが、十分に(1軍帯同は)考えられるでしょう。可能性を強く持った選手だから」と目を輝かせた。高卒新人の1軍スタートとなれば、03年の長田昌浩内野手以来。それだけ期待が大きい証拠だ。
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