広島新庄はエースの堀瑞輝投手が9回3安打1失点で完投、わずか90球で投げ終える好投を見せた。9回にこの日最速の144キロを記録するなど余力を残し、次戦の木更津総合戦で早川隆久投手と投げ合う。
80点から90点
堀投手はこの日、スライダーなど変化球を多く使い3回まではパーフェクト、4回に1失点したものの5回以降もテンポよく変化球を投げ、9回を投げて3安打5奪三振1失点で完投した。「今日は球速を求めていなかった。コントロールと切れを求めて、打たせて取ることを心掛けた」と話した堀投手、高校OBで巨人で活躍する田口麗斗投手より、1回戦の投球で力んでいることを指摘されていたという。 「80点から90点。今まで甲子園で投げた中では一番良かった」と話し、納得のピッチングとなった。
3回戦では木更津総合・早川隆久投手と対戦する。早川投手は初戦で完封勝利をしており、プロ注目の左腕同士の投げ合いとなりそうだ。
広島新庄・堀、巨人・田口の金言で変わった!90球1失点の完投 : スポーツ報知 2016/8/16
177球を投じた10日の関東第一戦後、同校OBで憧れの巨人・田口が「力みすぎ。しっかり制球すれば打たれんじゃろ」と指摘した。先輩の言葉通りに変化球を低めに集めて打たせて取るなど、制球重視の投球で球数はわずか90。安打を許した4、6回以外は3者凡退に抑え、県大会44回で63奪三振の姿とは別人だった。
「80点から90点。今まで甲子園で投げた中では一番良かった」。力んで、抜けるボールが多かった関東第一(東東京)との初戦。その反省からリラックスして臨み、スライダーなどの変化球を効果的に使った。3回まで完全投球。許した安打はわずか3本だった。「今日は球速を求めていなかった。コントロールと切れを求めて、打たせて取ることを心掛けた」。初戦で148キロを計測した直球の最速は144キロ。それでも9回に計測し、余力たっぷりだった。
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