木更津総合・山下輝投手が6回7奪三振、千葉ロッテスカウト「群を抜いている」

高校野球千葉大会では、木更津総合の187cm左腕・山下輝投手が今大会初先発、6回5安打7奪三振無失点の好投を見せた。

強みはメンタルが折れない所

山下輝投手がこの日、今大会初先発のマウンドに上った。2回には2アウト2塁の場面を迎えたが、ストレートで押して三振を奪った。6回を投げて5安打を許したものの、最速144キロを記録したストレートで押して7奪三振、無失点でチームの勝利に貢献した。「自分の強みは打たれてもメンタルが折れないところ。直球で押すことができた」と山下投手は話した。

中学では野球部に所属していたが、部員が7人しかなく、バレー部の女子と美術部の男子を誘って試合に出場したものの市大会2回戦で敗退したという。大きな実績は無く強豪の木更津総合に進み、そこで2年秋には背番号１を背負う投手まで成長した。

この日は「お客さんの数や相手の応援もあって、緊張しました。」と話したが、堂々の投球だった。

千葉ロッテスカウト評価

この日は地元千葉ロッテの山森スカウトが視察をし「直球、変化球ともレベルが高く、大崩れしない。群を抜いているのでは」と話し、球の質、そして強い精神力を評価していた。

木更津総合はプロ注目選手を毎年輩出するも、早稲田大に進学していく事が多い。まずは夏の甲子園出場を期待したいが、進路についても注目される。

2017年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト
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山下は、「今大会初先発でしたが、春とは違う雰囲気で、お客さんの数や相手の応援もあって、緊張しました。今日は三振よりも、打たせてとるピッチングを心がけました」と、振り返った。