鍛冶舎巧監督が率いる秀岳館が夏の初戦を11-0で勝利した。
枚方5人衆
鍛冶舎監督が昨年まで率いてきたボーイズリーグチームのオール枚方ボーイズで、中学5冠を達成したメンバーの5人が1年生で入学している。
今大会はそのうち4人がベンチ入りし、この日は2番に入った松尾大河選手が3安打の活躍を見せると、5回には代打で登場した九鬼隆平選手がコールドを決める3ランホームランを放った。
不協和音
鍛冶舎監督の「練習3倍、密度は5倍」の方針に部員が付いて行けず、また鍛冶舎監督が中学時代に教えてきた選手を春のいきなり使った事で、チーム内には不協和音も響いたという。
しかし、主将の藤吉優選手が鍛冶舎監督に申し入れ、監督もそれを受け入れたようだ。それによりレギュラーを外れた3年生もチームを支える仕事をするようになっていったようだ。
その藤吉選手も捕手としてチームを引っ張ると、この日は3回に満塁ホームランを放ち、高校通算10本塁打とした。冬にフォームを修正し、春以降に7本塁打、済美との招待試合では安楽智大投手からもホームランを放っている。藤吉投手もドラフト候補の一人だ。
どこのチームにも、高校野球だけでなく少年野球のチームでも、監督の選手起用に対する不満というものはあるが、チームも起用された選手も結果を残す事で乗り越えていくことになる。
まだ、熊本工業や九州学院など強豪がひしめく熊本県で甲子園に出場する道は険しい。それでも練習とチーム力は、結果として示してくれるだろう。
秀岳館、1年生爆発 - 西日本スポーツ - 2014/7/12
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