横浜高が神奈川大会で優勝、藤平尚真投手に3球団視察し千葉ロッテ評価

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春季高校野球神奈川大会は決勝が行われ、横浜高校が日大高校に11-1と大差で勝利し優勝を納めた。エースでドラフト上位候補の藤平尚真投手が6回3安打1失点に抑える好投を見せた。

スライダー主体で打たせて取る

最速152キロ右腕の藤平尚真投手は、この日は球速を最速145キロ、途中で右脇部分をつりながらの投球となった。しかし、フォークボールで三振を奪う投球から「打たせて取ろう」とスライダー主体で打たせて取る投球に切り替え、6回3安打1失点、それでも三振は6つ奪った。

藤平投手は「まだ納得できる投球はできていない。」と話しており、出場が決定している関東大会では、「パワーアップして臨みたい」と話した。藤平選手は打撃でも大活躍し、3本の2ベースヒットを放ち3打点を記録した。

2,3年で出てきそう

この日は千葉ロッテなど3球団のスカウトが視察した。千葉ロッテの井辺スカウトは「いい投手は打つ方でもセンスがある。」と話し、「2,3年で出てきそう」と抜群の野球センスで、プロでも早めに戦力になるという評価をした。

投球では1球1球が素晴らしいものを持っているものの、結果としての「これでドラフト1位は確定」というような圧巻のピッチングがまだ無い。昨年秋は関東大会初戦で常総学院と対戦し、1年生だった宮里豊汰選手にホームランを浴びて敗れ、甲子園出場を逃した。

この春の関東大会で昨年秋の壁を突破し、視察したスカウトが「これなら1位でも」と感じる投球を見せたい。

1年生3人が1番から3番

この日の横浜高校は1番に長南有航外野手、2番に斎藤大輝遊撃手、3番に万波中正外野手と、1年生3人が上位打線を固めた。斎藤選手は初回にライト前に流してヒットを打つと、7回には2アウト満塁の場面で2点タイムリーヒットを打った。50m6.1秒の足がある遊撃手として2年後のドラフト会議で名前が挙がりそうだ。

長南選手はこの日は1安打だったが、今大会では相洋戦でホームランを放った。183cmの左のスラッガー候補、また万波選手はこの日はノーヒットだが、188cm90kgで中学時代から投打に注目されている。

また横浜高校は公家響選手がレフトスタンドの場外に消える特大のホームランを放った。公家選手は6試合すべてでヒットを記録しており、ドラフト候補として注目される。その他にも左の大砲・村田雄大選手や2年生の増田珠選手など有望な注目選手がそろっている。

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打撃でも二回の先制打を含む3本の二塁打で3打点だ。ロッテ・井辺スカウトは「いい投手は打つ方でもセンスがある。2~3年で(1軍に)出てきそう」と舌を巻いた。

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