中日ドラフト2位の佐藤優投手が初先発初勝利、大学のライバル・熊原健人投手も登板

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中日は2015年ドラフト2位で入団した佐藤優投手がプロ初先発し5回2安打1失点と好投して初勝利を挙げた。

初先発初勝利

佐藤優投手は東北福祉大出身で、大学時代は3年生からエースとなりリーグ戦11勝2敗の成績を残した。187cmから151キロの速球と大きく曲がるフォークボールを投げ、ドラフト会議では中日が2位で指名した。

プロ入り後、キャンプでは谷繁監督の方針でドラフト1位の小笠原慎之介投手からドラフト5位の阿部寿樹選手までが1軍スタートとなり、佐藤投手も1軍キャンプスタートとなった。しかしシーズン開幕までは残られず、ファームでもウエスタンリーグではこれまで6試合に登板し13回1/3を投げて11安打12奪三振、防御率3.38とそれほど目立った活躍は見せていなかった。

しかし1軍昇格即先発を任されると、5回2安打1失点と好投し、チームの首位を守る投球を見せた。

熊原健人投手も登板

この試合では横浜DeNAも8回1アウトから熊原健人投手が登板している。熊原投手は仙台大出身で、仙台六大学リーグで佐藤優投手と雌雄を決する試合で何度も対戦した。3年生春と4年生春は仙台大がリーグ戦優勝を果たしている。4年春は両者が先発し1-0で熊原投手が投げ勝ったが、秋は佐藤投手は完投しなかったものの東北福祉大が3-2で勝利している。

共にセリーグのチームにドラフト2位で指名され、この日はプロに入り始めて顔を合わせた佐藤投手と熊原投手、佐藤投手が5回で降板し、表裏で投げ合う事はなかったが、燃えるものはあっただろう。熊原投手は2/3回を投げて2安打を許し失点は0に抑えるもまだまだという内容だった。

プロ初勝利は佐藤投手が先に挙げた。この二人の対戦はまだ始まったばかり、これからどんな投手に成長していくのか楽しみだ。

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