JR東日本・杉山佳祐投手がノーヒットノーラン、左サイドスロー投手として復活

社会人野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 JABA岡山大会の予選ラウンド、JR東日本vs九州三菱自動車の試合で、JR東日本の4年目となる杉山佳祐投手がノーヒットノーランを達成した。

 杉山投手は佐野松陽高校から城西大でプレーしていた。187cm84kgの大型左腕投手で社会人入りして2年目に左肘の手術を受け1年間はリハビリに専念した。その後、サイドスローにフォームを変え、この日のノーヒットノーランとなった。

 107球を投げて奪った三振は2つのみ。内野ゴロが19とほとんどを内野ゴロに打ち取った。長い腕を使って左から横に角度をつけて左バッターの内角をストレートでせめた。球速は130km/h台だがバッターは討ち取られた。

杉山投手は「試合後、チームメートに言われ気づいた。投げ切ることだけで精いっぱいだった」とノーヒットノーランに気付いていなかった。それだけ今年の勝利に集中していた。左の強打者に対して左のサイドスロー投手は非常に有効で、今年のドラフトで指名してくる球団もあるかもしれない。

 JR東日本の杉山はノーヒット・ノーランを達成しても顔色一つ変えなかった。それもそのはず。「試合後、チームメートに言われ気づいた。投げ切ることだけで精いっぱいだった」という。

 186センチ左腕は横手投げ。左打者の内に食い込む直球が効果的だった。左5人が先発した九州三菱自動車打線から内野ゴロで19(1犠打を含む)のアウトを稼いだ。走者を出したのは自らの失策と3四死球。107球を投げ、岡山大会では第14回大会(1970年)の井名(電電中国)以来のノーヒッターだ。

 城西大出身の4年目。2年前に左肘の手術を受け、昨年はリハビリに専念した。「今年にかける思いは人一倍強い」。制球を安定させるため、2月に上手から横手にフォームを変えた。

 「(エース)吉田に続く、2番手争いに名乗りを上げる投球だった」と堀井監督。杉山が一番うれしそうな表情を見せたのは、この言葉を知らされた時だった。

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