センバツに出場する東海大市原望洋の金久保優斗投手、中学時代はシニアNO.1となり、ジャイアンツカップも優勝したエース中のエースで、高校でも昨夏に2年生ながらエース級の活躍を見せた。
エース
佐倉シニア時代に3年夏に全国制覇、ジャイアンツカップでも優勝し公式戦22連勝の立役者だった金久保投手だが、佐倉シニアでも東海大市原望洋でも一つ上に、島孝明投手がいた。島投手は154キロの速球を投げ、侍ジャパンU18メンバー入りした投手で、金久保投手も「練習する姿をみて学んだ。島さんは短い練習時間の中で、いつも意味のある練習をしていました」と話す。
昨年のドラフトで3位で指名されてプロ野球選手となった投手を手本に、金久保投手も成長を続けている。昨年夏は島投手がリリーフとなり、金久保投手が先発として投げた。そして昨年秋は、千葉大会準々決勝から関東大会決勝まで7試合を完投、防御率は1.86を記録し、関東準優勝でセンバツ出場を決めた。
最速も147キロを記録したが、96回2/3で44四死球については不満だった。秋に視察した中日の佐藤スカウトも「秋は少しバランスが崩れていた」と話す。しかし147キロ右腕に「夏の一番よかった時に戻ってくると思う」と話す。
東海大市原望洋は相川監督が中学生を練習に参加していたことから謹慎中で、センバツは和田コーチが監督として戦う。「相川先生とは一緒にできなくなりましたが、今まで教えてくれたことに感謝して恩返ししたい」と話す。
高校でもNO.1の座に届くか、金久保投手の1年間がセンバツから始まる。
前監督への恩返し誓うエース 西日本スポーツ紙面 2017/3/2
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