谷口嘉紀選手が2打席連続弾、神戸国際大付勝利

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北海高校に逆転勝利した神戸国際大付、2年生・谷口嘉紀選手の2打席連続弾、そして岡野佑大投手の力投などが光った。

2打席連続弾

神戸国際大付の2年生・谷口嘉紀選手は、2打席連続弾を放ったが、2本とも驚きの当たりだった。6回に放ったホームランは、高めも真っすぐを振りぬくと、打球は左中間スタンドの中段に飛び込んだ。そして7回、今度は外角のやや低めのストレートをライト方向に運ぶとスタンドに飛び込んだ。

4番で近畿大会で4本塁打を放った猪田和希選手同様に、ブンブンとフルスイングするのではなく、インコースにもアウトコースにも、そして変化球にも合わせるように軽くスイングをしているような感じだが、捉えた打球はぐんぐん伸びていく。しっかりとした体幹、安定した下半身、そしてリストの強さがある。

昨年秋の近畿大会準決勝で大阪桐蔭と対戦したが、当時1年生だった谷口選手は9回に代打で登場し、同点に追いつくホームランを放って大阪桐蔭に土をつけている。大阪桐蔭はその試合から公式戦25連勝をしており、値千金のホームランだった。

谷口選手はその時のホームランとこの日のホームランを比較し、「あれはたまたま。今日の方がこれからに生きる」と話した。次戦では3打席連続ホームランを狙う。

投手も好投

神戸国際大付は先発した岡野佑大投手も、小さな体だがマウンドで飛び跳ねるような躍動感があり、球速も144キロなど140キロ以上を連発した。話では150キロも記録した事があるという。5回2/3で7安打5奪三振も2失点に抑えまずまずの投球を見せた。

投手も野手も粒ぞろいの神戸国際大付、投打にバランスが良く見ていて楽しいチームだった。

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背景には“師匠”の助言があった。2打席連続凡退後。ベンチで、高校通算28本塁打のプロ注目スラッガー・猪田和希捕手(3年)から「左足を上げすぎや」と指摘を受けた。

 猪田とは普段から一緒に練習を行い、助言を求めてきた。尊敬する先輩の言葉を信じて足の上げ幅を少なくすると、結果に直結した。

 谷口は2度とも本塁打後にベンチで猪田へ感謝を伝えに行ったが、“手荒い”祝福が待っていた。返答は「きしょ!」。いい意味で生意気な性格から、3年生からは谷口をもじって「タメグチ」と呼ばれる愛されキャラ。ベンチでも猪田とのやりとりで、ムードを盛り上げた。

「国際の歴史の1ページをめくることができてうれしい」。1点を追う6回には左中間へ同点ソロ。1試合での2年生の2打席連発は08年横浜・筒香(現DeNA)以来だ。快挙の裏には師匠と慕うプロ注目捕手、猪田の助言があった。「足を上げすぎ」――。5回のグラウンド整備中に受けた指摘で、上げる高さを半分に抑えた。「頼りになります」。お笑い芸人・あばれる君似の先輩に感謝した。

チーム一の強打者のアドバイスが効いた。五回終了後のグラウンド整備中、お笑い芸人「あばれる君」に顔が似ていることでも話題の4番・猪田から声を掛けられた。「足、そんなに上げんでいい。俺のまねをしてみろ」

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