中京大中京の畔柳亨丞投手が、中2日となるこの日の常総学院戦に先発し、7回を投げて7安打7奪三振1失点の投球を見せた。最速は149キロを記録した。
「疲労感はあった」
2日前の専大松戸戦で完封勝利を挙げていた中京大中京の畔柳亨丞投手、この日は「疲労感はあった」と話し、本来の状態ではない事を話した。1回は球速は140キロ前後と畔柳投手にとっては遅めの球速帯だったが、2回2アウトの場面でエンジンをかけると、今大会最速となる149キロを2度記録した。
味方が大量点を奪い、畔柳投手を援護する。7回を投げて7安打5四死球とランナーを背負うピッチングが続いたものの、要所で力を入れて7奪三振、1失点に抑えた。
この日視察をした千葉ロッテの永野スカウト部長は「投げっぷりのいいピッチャーという印象。馬力があって、球速と球威で抑えるタイプ。投げるスタミナはあると思います。」と評価、巨人・武田チーフスカウトも「2試合目は疲れているものだが、高校生離れした体力、スタミナがある」と評価した。
また対戦した元横浜ベイスターズの常総学院・島田直也監督も「高校生離れしているパワーピッチャー。高めを見極めようと伝えたけど伸びるんでしょうね。」と舌を巻いた。
印象としては昨年の高橋宏斗と比べ、畔柳投手はキレの良い球を投げる投手という感じだったが、今大会の投球を見ると、球の力も高橋投手に近いものがあると感じられ、馬力・投げっぷりの良さ、という印象が当てはまる。プロ志望をすれば高橋投手と同じくらいの評価を受ける可能性がありそうだ。
今日の試合が雨天のため明日の順延となった。球数制限のある中で、今後、どのように登板していくのかも注目したい。
▼常総学院・島田直也監督 高校生離れしているパワーピッチャー。“高めを見極めよう”と伝えたけど伸びるんでしょうね。
▼ロッテ・永野吉成スカウト部長 投げっぷりのいいピッチャーという印象。馬力があって、球速と球威で抑えるタイプ。投げるスタミナはあると思います。
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