中日はスタッフ会議を行い、与田監督がドラフト1位ルーキー・根尾昂選手の1軍スタートを明言した。
第1クールから実戦デビューも
この日、中日はナゴヤ球場でスタッフ会議を行い、与田監督は「根尾は1軍に置いておきます」と話し、ドラフト1位ルーキー・根尾昂選手をキャンプ1軍スタートを明言した。中日は第1クールの2月3日、4日には早くも紅白戦を行う予定だが、与田監督は根尾選手の紅白戦出場はさせない方針だという。「精神的に焦らせることをしたくないというのがあって、能力が無い訳でない」と話す。
ただし根尾選手は、「自分以外の選手もそうだと思います」と話し、3日、4日の紅白戦には出場したい気持ちが強く、キャンプ初日、2日目の状態次第で、京田選手と紅白のショートを争う事になるかもしれない。
現在は新人合同自主トレに参加している根尾選手だが、この日は、一部主力もトレーニングに加わり、ライバルの京田陽太選手と奪取で並んで走って「先輩から声を掛けてもらってうれしかった」と話した。京田選手も根尾選手と会話して、「もっと固いイメージと思っていた。野球以外の話もしたし、根尾も人間なんだなって思った」と話した。
「根尾も人間なんだな」という言葉は、大阪桐蔭の西谷監督が、練習の行き帰りのバスの中で、他の選手が熟睡する中で普段は根尾選手がたまに寝ている姿をみて話した言葉で、京田選手もライバルとなる根尾選手をかなり意識しているようだ。
1軍キャンプでスタートする遊撃手の定位置争いは、そのままオープン戦へと続いていく。中日としては地元のルーキー根尾選手を、立浪氏のように1年目からショートで起用して活躍すれば、客の呼べる大変なスター選手となっていく、大いに期待をしている。ただし京田選手は新人王を獲得し、昨年もショートのレギュラーを守り通した実績のある選手、定位置争いがどのような結果になっていくのか、この春が非常に楽しみ。
この日は一部の主力や新人の自主トレーニングも行われ、根尾は遊撃手の定位置を争う京田陽太内野手とダッシュの練習で並走し「先輩(京田)から声を掛けてもらってうれしかった」と喜んだ。練習の合間に根尾と話した京田は「もっと固いイメージと思っていた。野球以外の話もしたし、根尾も人間なんだなって思った」と笑顔だった。
第1クールの3、4日に紅白戦が組まれており、出場について問われた根尾は「自分以外の選手もそうだと思います」と前向き。ただ、指揮官は新人を紅白戦に出場させない方針を打ち出している。その真意を「精神的に焦らせることをしたくないというのがあって、能力が無い訳でない」と説明。
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