常葉菊川・遠藤康平選手が2本塁打、静岡高・水野匡貴投手が144km/h記録

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 春季高校野球東海大会が開幕しドラフト候補が活躍を見せた。

 常葉菊川vs栄徳の試合では、センバツで12打数5安打、1本塁打を放った遊撃手の遠藤康平選手が初回と4回に2本のホームランを放ち長打力を見せて7-2で勝利した。遠藤選手は50m6.0秒の足もある選手で、長打力のある遊撃手という事で指名があるかもしれない。

 また、静岡高vs県岐阜商の試合ではセンバツ大会で大阪桐蔭に完投勝利した藤田凌司投手がセンバツ後に不調となり、この日も6回7失点と静岡高校打線に打ち込まれた。7回からは中学時代に142km/hを記録しているスーパールーキーの高橋純平投手が登板して145km/hを記録したようで、2年後のドラフトに新星が登場した。

 静岡高校はエースでドラフト候補の水野匡貴投手が6回から登板するとストレートは144km/hを記録し4イニングを無失点に抑える好投を見せた。プロ複数球団が注目する182cmの大型右腕投手だけに、これから名前が何度も聞かれる事になりそうだ。

 常葉菊川は初回、3番・遠藤康平選手の本塁打などで2点先制。四回には、遠藤選手のこの日2本目となる本塁打に続き、5番・大西優輝選手も本塁打を放って試合の流れをつかんだ。守りも3投手の継投で相手の反撃を2点に抑えた。

 遠藤選手は「連続本塁打は初めて。次の試合も勝利に貢献したい」と話した。

  ライトスタンドに飛び込んだ本塁打を、ぼうぜんと見送った。県岐阜商のエース、藤田凌司投手は、気持ちの整理をつけられないまま失点を重ねていった。
 春の選抜で甲子園の晴れ舞台に立ち、ベスト8の立役者となった。その代償として負った右足への死球の痛みも癒えた。しかし、甲子園での輝きは戻ってこない。

 県大会の準決勝は完投したものの3失点。決勝では登板を見送った。「マウンドに立っても、気持ちを盛り上げられない」。この日も持ち味であるはずのコントロールが定まらず、何度も首をかしげながらの投球。6回7失点という苦い結果をマウンドに置いたままの降板となった。

 初めての体験に苦しむエース。その再起を信じるからこそ、藤田明宏監督の口からは厳しい言葉が飛び出す。「打たれて当然の球。いい薬になった」

 「このまま終わらせたくない。三年生四十四人にとって、最後の夏だから」。試合後、藤田投手は悔しさをにじませた。エースの責任を背に、輝きを取り戻す一歩が始まった。

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