済美・安楽智大投手、明徳義塾・岸潤一郎投手の対戦に8球団11人のスカウト視察

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 済美高校と明徳義塾との練習試合が行われた。注目の安楽智大投手は登板しなかったが、明徳義塾の岸潤一郎投手が3安打完封し、視察した8球団11人のスカウトに高い評価をされている。

 

共に二刀流候補

 済美の157km/h右腕・安楽智大投手は昨日の記事にあるように、まだ本格的な登板は始めておらず「4月当たりに投げられたらいい」と話した。右ひじの怪我は完治しているというが、昨年のようにセンバツ大会に出ることも無い事から今の時期から飛ばす必要はない。4月に開幕する春季大会、そして夏にピークをあわせて調整を進めていく。

 そんな中でもこの日は8球団11人のスカウトが視察に訪れた。一つは打撃でも評価の高い安楽智大投手が4番で出場する事、そしてもう一つは、明徳義塾で投打に注目される岸潤一郎投手が目的だろう。その岸投手はこの日先発すると、済美高校をわずか3安打に抑えて、7つの三振を奪って完封勝利した。最速は140km/hを記録し、こちらはセンバツ大会に出場するため、既に仕上がっているようで、その差が出た形となった。

 安楽智大選手は岸投手に対しては4打数ノーヒットに終わり、2戦目も1安打で2試合で6打数1安打に終わった。また試合も8-0、10-1で明徳義塾が勝利し、チームの仕上がり状況の差が出た形となった。

 

8球団11人のスカウト視察

 視察に訪れた8球団11人のスカウトは、安楽智大投手の登板も少しは期待していたかもしれないが、それはおあずけとなった。しかし岸投手について阪神の山本スカウトが「体が一回り大きくなった。打者としても野球センスの良さを感じる」と話し、巨人の山下スカウト部長は「もちろんリストに入ってくる。センバツでどういう投球をするか楽しみ」と話している。

 明徳義塾で1年生の時から甲子園に出場し4番も任された。またエースとしても145km/hの速球を投げていた。175cm72kgという体からどれくらい成長したのかが気になる。センバツの注目選手の一人となる。

 

 明徳義塾(高知)が9日、済美(愛媛)と練習試合を行った。今秋ドラフトの目玉・安楽智大(新3年)との一戦に、巨人、阪神など8球団11人のスカウトが集結した。

 結果を出したのは、もう一人のドラフト候補・岸潤一郎(新3年)だった。第1試合に先発した明徳義塾のエース右腕は9回を3安打完封。前日の試合で右上腕部に死球を受け、変化球中心の投球だったが、カットボールや覚えたばかりの“スラーブ”で翻弄。「悪い状態でゼロ(に抑えられたこと)はよかった。甲子園では積極的な投球をしたい」と目を輝かせた。

 巨人の山下スカウト部長は「もちろんリストに入ってくる。センバツでどういう投球をするか楽しみ」と絶賛。馬淵史郎監督(58)は「岸が3点取られることはない。勝ちが計算できる」と、春初優勝へ手応えを口にした。

明徳義塾エース岸、済美を3安打完封 - デイリースポーツ:2014/3/10

今春センバツに出場する明徳義塾(高知)が9日、済美(愛媛)と練習試合を行い、今秋ドラフト候補右腕の岸潤一郎投手(2年)が7奪三振で3安打完封した。この日は最速140キロを計測した直球やカットボール、冬場に覚えた“スラーブ”を制球良く投げ込み、付けいる隙を与えず。右肘違和感のため一塁で出場した相手の4番・安楽智大投手(2年)も4打数無安打に封じた。 中略

 ドラフト候補対決に阪神、巨人など8球団のスカウトが集結。2安打を放った岸は、打者としての評価も高い。阪神の山本スカウトは「体も一回り大きくなった。ここ一番で打てるし、センスを感じるね」と話した。

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