横浜高校にスター選手がそろっている。この日の高校野球神奈川大会2回戦・向の岡工戦では場外ホームラン2発に1年生の打撃がさく裂し、プロ3球団のスカウトも驚嘆した。
左右のスラッガーそろって場外弾
横浜高校では151キロの速球を投げドラフト1位候補に名前が挙がる藤平尚真投手がいるが、野手も逸材がそろっている。
初回に2点を奪い、なおもチャンスの場面で右のスラッガーとして注目される公家響選手が打席に入ると、「あんな当たりは久しぶり。うまく引き付けて打てました」と話すように、高めのストレートに合わせると、打球は保土ヶ谷球場のレフト芝生席を越える場外に消えていった。
また6回には4番に入った185cmの左のスラッガー・村田雄大選手も、思い切り引っ張るとライト芝生席を越えて場外に消えるホームランを放った。共にプロ入りしても楽しみな存在になると思う。
スター軍団
また7番ライトで出場した1年生の万波中正選手は、外角のスライダーに泳ぎ、バットを地面にたたきつけるような形になったが、その打球はぐんぐんのびると、右中間のフェンスに直撃した。この日は、福岡ソフトバンク、埼玉西武、阪神のスカウトが視察し、万波選手の打球を見た福岡ソフトバンクの小川編成育成部長は「規格外。スイングスピードが速い。あんな高校生は見たことない」と話し、「すでにオコエの1年目を越えている。来年の清宮、再来年の万波」と、ドラフトの目玉クラスの評価を示した。また阪神の北村スカウトは「スイングの鋭さが魅力。高校時代の中田のよう」と評価した。
横浜高校では2年生の増田珠選手も右手首の疲労骨折から復帰し、この日はいきなり3安打を記録した。先発した3年生の石川達也投手も3回を投げてすべてストレートで1安打に抑えた。
藤平投手だけじゃない、史上最強の横浜高校とも呼ばれるチームが進撃を開始した。
ソフトバンク・小川編成育成部長は「規格外。スイングスピードが速い。あんな高校生は見たことない」と目を丸くした。今秋ドラフト1位候補右腕・藤平尚真(3年)は温存。ネット裏のプロ3球団のスカウトは、破格の打球を飛ばした1年生に舌を巻いた。
視察したソフトバンク、西武、阪神のスカウトも度肝を抜かれた。お目当ては今秋ドラフト1位候補で最速153キロの藤平。登板せずに肩透かしを食らった中で万波に熱視線を送り、ソフトバンクの小川一夫編成育成部長は「既にオコエの1年時を超えているんじゃない?」と目を丸くし「(ドラフト目玉は)来年の清宮、再来年の万波」と言った。
この日、視察した阪神・北村スカウトは「スイングの鋭さが魅力。高校時代の中田(大阪桐蔭→日本ハム)のよう」と絶賛。春季関東大会で万波のプレーを見たDeNA・稲嶺スカウトは「将来、ウチの筒香タイプになれば」と評した。
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