プロ注目投手対決、専大松戸・原嵩投手vs花巻東・高橋樹也投手

原嵩, 専大松戸, 花巻東, 高橋樹也

 甲子園大会2日目第1試合では初出場の専大松戸が花巻東と対戦することが決まった。プロ注目投手同士の対決となる。

148km/h右腕、専大松戸・原投手

 専大松戸の原嵩投手は、185cmから最速148km/hの速球を投げ、1年時から将来を期待されてきた。しかし3年生となった現在も1試合を完全に任せられるようなエースにはなっておらず、春の大会はほとんどを外野手でプレーしてきた。球速は140km/h前半で好不調の波が激しく投げてみないと分からない。

 しかしこの夏は千葉大会終盤に背番号1の働きを見せていた。5回戦の我孫子東戦で7回を完封すると、最大の山場だった準決勝の木更津総合戦で9回を4安打1失点、公式戦では3年間でベストのピッチングを見せた。決勝の習志野戦では4回途中で2失点降板とまだまだだが、監督やチームメイトから投手としても信頼を得たピッチングだった。

 2年生夏の大会前にはエースとして注目されたが、母親が亡くなり思うようなピッチングができなかった。高校3年間はいろいろな事があって、順調に成長をしたと言い切る事は難しい。それでも3年でチームを初の甲子園に導くという目標を達成した事は原投手にとって大きなこと。甲子園ではその自分へのご褒美も兼ねて、思い切り投げてほしい。

 

146km/h左腕、花巻東・高橋投手

 花巻東の高橋樹也投手は176cmの左腕投手で、最速146km/hを投げる。2年生の春に盛岡三を相手に2安打11奪三振で完封して頭角を現す。

 夏の大会は決勝で盛岡大付に敗れ甲子園出場を逃すと、秋はセンバツ出場をかけて東北大会に出場したものの、初戦の東日大昌平戦では5回途中から登板し延長15回までを1安打に抑え、翌日の再試合ではチームは勝ち上がったものの、その翌日の大曲工戦では6回からリリーフで登板すると再び延長15回までの戦いとなり、高橋投手は10回を5安打無失点に抑える好投で2カード連続の延長15回引き分け再試合となった。チームは疲れを見せ今度は再試合に勝つ事はできず、甲子園出場はならなかった。

 そして迎えた夏、高橋投手は調子が良くなく、3回戦の盛岡中央戦では9回1安打完封をしたものの、その後はリリーフとして短いイニングを投げ、満を持して臨んだ決勝の一関学院戦では、延長13回を完投したものの、16安打9四死球で8点を許した。

 なんとか手にした甲子園のマウンド、苦しかった想いをぶつけて投げてほしい。

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原は「仲間を信じて、いつもどおりの投球をすればいい。うちもそんなに弱いチームではない。相手が好投手でも力負けはしないと思う。とにかく早くやりたかった。先のことは考えず、目の前の一戦を全員野球で戦っていきたい」と目を輝かせた。

 高橋は「相手もいい投手と聞いて、負けないようにしたい。しっかりコースを投げ分けて抑えるようにしたい」と表情を引き締めた。花巻東はチームとして悲願の日本一を目標に掲げるが「日本一、日本一というと負けてしまうので、一戦一戦全力で戦っていきたい」と慎重に語った。


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