花巻東で、佐々木麟太郎選手と共に今夏の甲子園でベスト8に勝ち進んだ花巻東のナインが、それぞれの思いを胸に大学に進学する。
筑波大の先輩と
佐々木麟太郎選手と共に、高校屈指の打力のある二塁手として注目された千葉柚樹選手は筑波大に合格した。
千葉選手は姉体小学校から水沢南中学、そして花巻東高校と歩んできたがこれは大谷翔平選手と全く同じ進路で、「すごい光栄です」と話し、「日本だけではなくて、海外からもそれぐらいの高い評価で、すごい尊敬してますし、自分もやっぱり刺激をもらってるところがあるので、活躍したいなっていう思いになります」と偉大な先発について話した。
花巻東では佐々木選手の後ろという大きな役割を演じた。1年時より佐々木選手と共に強烈な打撃を見せて注目されており、昨年まで佐々木選手の後ろを打ってきた強打の田代旭選手が抜けると、4番として佐々木選手の敬遠を減らす打者としてその役割を演じた。今夏の甲子園では北條慎治選手が大きく成長した打撃で4番を打ち、千葉選手は5番を打ったが、打率.467、4打点と活躍を見せ、ベスト8入りに大きく貢献した。
筑波大に合格した。先輩の田代選手や宮澤圭汰選手がプレーをしており、「先輩の宮沢さんと田代旭さんが進学してるので、自分もそこで一緒に戦って日本一を目指したいと思いました」と話し、筑波大での優勝を誓う。そして、「自分は将来、社会人やプロ野球を目指したいと思ってるので、土台をしっかりつくって、結果を残していきたい」と話し、次のステージを目標にしながら筑波大で4年間、成長を目指す。
北條選手は
今夏の甲子園で投手としても145キロの球威ある球を見せ、打者としても4番を打った北條慎治選手は青山学院大に合格した。花巻東から青学大の野球部に入部するのは初めてで、「ドラフト1位を2人輩出したチームでピッチャーとして学べれば、自分も上のレベルに達することができると思いました」と進路を選択した理由を話した。
二刀流として甲子園で活躍、4番打者として打率.429を記録したが、大学では「投手1本でやりたい。ピッチャーだけに専念した方が伸びると思う」と話し、投手としてプレーする。そして「東都リーグは一番レベルの高いリーグ。そこで通用しないと、プロのレベルに達しないと思う。まずは東都で一番のピッチャーになり、ドラフト1位で指名されたいです」とプロ入りを目指していく。
内野手の熊谷陸選手も法政大に進学をするが、こちらも花巻東から法政大の野球部に入部するのは初めてで、「東京6大学野球という、とても高いレベルの中で、仲間と切磋琢磨して、高校時代に成し遂げられなかった日本一を目指して頑張りたいなと思います」と話す。そして将来については「自分は社会人野球の選手になりたいです」と社会人野球を目指すとし、「野球だけではダメだと思うので、社会で貢献できるような知識などを大学でたくさん学び、社会人として、いい人間になりたいです」と話した。
佐々木麟太郎選手が注目された花巻東で、3選手とも自分の長所をしっかりと発揮し注目された選手。それぞれの進路で、それぞれの次のステージに進めるような成長を見せてほしい。
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