春季高校野球大阪大会は決勝が行われ、センバツ覇者の大阪桐蔭が大体大浪商に5-3で勝利した。エース・徳山壮磨投手を温存せず、9回3失点で完投勝利した。
エース・温存せず
春季大会は甲子園出場には関係がなく、特に大阪は、夏のシード権にも関係がない。またすでに近畿大会出場も決めており、その中でライバル・大体大浪商に対してエースの徳山壮磨投手を完投させた所に、大阪桐蔭の余裕をも感じさせる強さを感じた。
今大会はエース・徳山投手に続く投手の育成をテーマに、2年生の柿木蓮投手、横川凱投手を起用しここまで勝ち上がってきた。エースの徳山投手は、投げたいと思いながらも走り込みなどを続けてきたという。
そして決勝戦、エースが約1か月半ぶりの公式戦に登板すると8回まで1失点、9回に2失点し追い上げられたものの、9回8安打9奪三振3失点で完投し、大阪のライバルを退けた。「以前よりバランスがよくなった。下半身も使えて球の質も上がっていると思う」と話した。
視察したオリックスの谷口スカウトも「実戦間隔は空いていたが、しっかり低めに投げられていた。出来上がっていますね」と評価、オリックスは高校野球で実績を残した選手を、ドラフト中位あたりで指名することが多く、徳山選手もその候補に入ってきそうだ。
大阪桐蔭はこれで今年、センバツから公式戦連勝を続けている。近畿大会、夏の大阪大会、夏の甲子園、そして国体と負けなしの年を狙っているのではないかと思う。それだけの強さがある。
チームは春季大会で、徳山に続く投手の育成をテーマに掲げていた。190センチ左腕・横川凱や最速146キロ右腕・柿木蓮(ともに2年)が先発して、決勝まで勝ち進んだ。一方、徳山は、試合で投げたい欲求とも戦いながら、持久系の走り込みなどを続けてきた。「以前よりバランスが良くなった。下半身が使えて球の質も上がってると思う」と手応えを口にした。
視察したオリックス・谷口スカウトも「実戦間隔は空いていたが、しっかり低めに投げられていた。出来上がっていますね」と評価した。
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