法政大が今季初のオープン戦で日本通運と対戦し、今年のドラフト1位候補左腕、石田健大投手が先発した。納得のいくピッチングとはならなかったようだが、キャンプ序盤の調整段階で、周囲も本人も焦りは見せていない。この試合には中日、横浜DeNAの2球団が視察をしている。
5回6安打2失点
法大・神長監督が以前に率いていた日本通運とオープン戦初戦を戦った。今年のドラフト1位候補でエースの左腕、石田健大投手は東京六大学で3年までに15勝を上げており、今年はラストシーズンという事もありチームを引っ張る役割を担う。しかしこの日は初回に2ランホームランを浴びて2失点、その後は5回までを無失点に抑えたものの6安打に4四球を与えてしまう。
最速は140km/hとまだ調整段階の投球だったが、そのストレートで見逃し三振も奪うなど、良い球も見られたようだ。石田投手は「まだフォームもいいときの感覚ではない。」「四球を出したのが良くない。そこが反省です」と話したものの、神長監督は「エースとしてやってもらう。最初としてはここまでなげられればいい」と合格点を出した。そして石田投手は「今年は優勝、個人的には年間10勝を目標にしたい」と話した。
2球団が視察
この試合には中日、横浜DeNAのスカウトが視察した。中日は落合GMが独自に明大の山崎福也投手、駒大の江越大賀選手を視察しているが、この日はスカウトが視察をしている。また横浜DeNAは明大・山崎福也投手と共に石田健大投手にも視察をしており、一昨年、昨年のドラフトで三嶋一輝投手、井納翔一投手、柿田裕太投手、平田真吾投手といった右腕を指名して層が厚くなりつつあり、今年は左腕投手に狙いを絞っているようにも見られる。
また横浜DeNAには、加賀美希昇投手、三上朋也投手、三嶋一輝投手と近年の法大のエースが名前を連ねており、そこに石田投手も名前を連ねる事になるかもしれない。石田投手には広島が地元選手という事で注目をしている。これからどんどん名前が挙がってくるようになるだろう。
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