7月11日からオランダ・ハーレムで行われる国際野球大会に出場する侍ジャパン大学代表が、直前合宿を行った。今日はJX-ENEOSとの練習試合が行われるが、先発には創価大の2年生で154km/hを投げる田中正義投手が指名された。
明大・善波監督が指名
投手には今年のドラフト候補、明治大・山崎福也投手や亜細亜大・山崎康晃投手がいるが、その中で善波監督は、「柱になってほしい」と田中正義投手をエースに指名した。山崎康晃投手は抑えを任される。
田中正義投手は日本代表経験は初めてのようで、「海外も飛行機に乗るのも初めて」とのこと。やや不安もあるものの、「期待にこたえたい」と気持ちを表した。
今日7月2日に行われるJX-ENEOSとの練習試合では先発し、3回を投げる予定。先発候補としては、山崎福也投手、九産大・浜田智博投手、国学院大・田中正義投手の4年生の左腕トリオと、東海大・吉田侑樹投手、仙台大・熊原健人投手、そして田中正義投手の2,3年の右腕が候補に挙がるが、先発は4人で回すとみられ、浜田投手は打ちにくいフォームとコントロールもあるため、左のリリーフを任されるかもしれない。
日程
日程は下の表のとおり。アメリカで練習試合を3試合行った後、11日から予選6試合、準決勝、決勝まで進めば合計8試合を戦う。
日付 | 予定 |
7月2日 | オープン戦:JX-ENEOS |
3日 | オープン戦:三菱日立パワーシステムズ横浜 |
4日 | アメリカへ移動 |
6日~8日 | アメリカと3試合 |
9日 | オランダへ移動 |
11日 | 予選リーグ:アメリカ戦 |
12日 | 予選リーグ:台湾戦 |
14日 | 予選リーグ:オランダ戦 |
15日 | 予選リーグ:アメリカ戦 |
16日 | 予選リーグ:台湾戦 |
18日 | 予選リーグ:オランダ戦 |
19日 | 準決勝 |
20日 | 決勝 |
22日 | 帰国 |
今年のドラフトで注目したい選手として野手では早稲田大・中村奨吾選手と武藤風行選手が挙げられる。中村選手は堅実な守備と安定した打撃があり、昨年秋にリーグ戦4本塁打の長打力もある。武藤選手はこの春4本塁打、思い切りのよいスイングで一気に開花した。
昨年の日米野球では亜細亜大の嶺井博希選手や福岡大の梅野隆太郎選手、明治大の岡大海選手などがチームを引っ張り優勝し、今はプロで活躍をしている。今年も4年生の活躍に期待したい。
ハーレム国際大会(11日開幕、オランダ)に出場する大学日本代表の合宿が1日、相石ひらつか球場で始まった。2日に行われるオープン戦、JX―ENEOS戦に先発する154キロ右腕の創価大・田中正義投手(2年)は「期待に応えられるように頑張りたい」と意欲を見せた。
外野のポール間ダッシュを20本こなし、ブルペンでは約30球を投げ込み代表デビュー戦に備えた。11月に行われる21Uワールドカップでも代表入りする可能性がある右腕に、善波達也監督は「(柱に)なってもらいたい。(大会も)先発で考えている」と期待を寄せた。
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