東京六大学リーグでは新人戦が行われ、慶応大が東京大に、明治大が法政大に勝利した。慶応大の5番に入った岩見雅紀選手がホームランを放った。
高校通算47本塁打
岩見雅紀選手は186cm110kgの大型スラッガーで、比叡山高校時に通算47本塁打を記録している。しかし慶大野球部には推薦ではなく、1浪の末にAO入試で合格して野球部に入部した。
早慶戦の1回戦では代打で出場し空振り三振に終わったが、この日は5番レフトで出場し、5回の先頭打者で打席に入るとレフトスタンドに豪快なホームランを放った。「ちょっと詰まったが、打つポイントが良かったので入ると思った」と話す。
慶大は3番4番を打ってきた谷田成吾選手、横尾俊建選手が今年で卒業する。次期の主軸として岩見選手は期待されそうだ。大きな体が六大学リーグ戦でも見られるようになるだろう。
明治大が勝利
明治大vs法政大は、明治大が斉藤大将投手、法政大が熊谷拓也投手と、それぞれ桐蔭学園、平塚学園野出身で、桐光学園の松井裕樹投手と共に注目された二人が先発した。しかし、二人はリーグ戦でも先発として既に活躍している。
春日部共栄でサードで甲子園にも出場していた法政大の1年・原田寛樹選手が3番ファーストで出場すると、9回には2ランホームランを放つなど4打数2安打2打点と、今後が楽しみな活躍を見せた。また明治大1年で同じく春日部共栄出身の金子大地投手も、3番手で登板し2回を3安打1奪三振無失点と好投を見せた。
法政大は2年生で富山第一時代に147km/hの速球を投げ甲子園でも好投した宮本幸治投手が2番手で登板したものの、3安打1四球で1アウトも取れずに降板した。1年生の森田駿哉投手もそうだが、北陸の怪腕と呼ばれた宮本投手は必ず育ててほしい。
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