最速152キロの速球を投げる右腕として、今年の大学生投手の候補として注目と期待を集めていた九産大・草場亮太投手だったが、5回1/3を投げて7安打4失点、勝利投手になったものの不満の投球となった。
まだまだです
草場亮太投手は183cmの右腕でまだ線は細いものの最速152キロを記録する。昨年は大学野球選手権で日本体育大学を相手に6回2/3を投げて2安打4四球無失点と好投、149キロの速球で好投を見せると、秋にはエースとして3勝を挙げ、今年の大学生投手のトップクラスに位置するかもしれない存在として期待をされていた。
この日もその期待を受けるように12球団のスカウトが集まり、草場投手の今シーズン初の公式戦を見守った。しかし、4回までは149キロを記録したストレートで押すピッチングで無失点に抑えたが、5回から変化球中心に切り替えると3安打で1失点、6回には2ランホームランなど3失点し、その後も四球などを与えてピンチを作ったところで降板した。
草場投手は「変化球を狙われた。あそこで抑えないと、まだまだです」と反省した。
九産大では昨年のドラフトで高良一輝選手が、4年時は故障のためほとんど投げる事が無かったものの、北海道日本ハムにドラフト3位で指名されている。3年時までのエースとしての投球によって評価はすでに固まっていた。しかし草場投手はまだ評価が定まっていない状態とみられ、今季の投球が大きなポイントとなる。
次回の投球で見違えるようなピッチングを見せられるかどうか、大いに注目したい。
草場5回1/3 7安打4失点 西日本スポーツ紙面 2017/4/20
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