153キロの速球を投げ今年のドラフト候補として注目される京産大の北山亘基投手が、この日も初回に4失点など8回6失点で今季4敗目を喫した。
5球団9人スカウト視察
この日は無敗の大商大との対戦だったが、北山亘基投手は初回、味方のエラーでランナーを出すと、3安打1四球などで4失点した。その後は「次の回からは切り替えていこう」と2回から6回まで無失点に抑えたが、7回、8回に失点し、8回を完投して8安打6失点、今季4敗目となった。
北山投手は 「結果は出ていないが、苦しい中でどう投げるかを考えて準備し、毎試合振り返っている。自分の中で積み上げている部分はある。その日を待つだけ」と話した。
それでもこの日は5球団9人のスカウトが視察をしたが、巨人・水野スカウト参与は「2回以降、本来の投球ができている。直球、変化球ともにキレがある」と評価した。
ストレート、変化球の質が良く、高いレベルでの安定した投球ができるのが北山投手の特徴で、今季は新型コロナの影響による調整不足もある。結果がすべてとはならないが、それでもこれだけ負けが続けば、同じくらいの力を持つ他の投手に目を向ける球団やスカウトもあるかもしれない。
京産大は次の試合は10月8日の大阪経済大戦となる。2週間が空くため調整の時間が取れるが、10月11日のドラフト会議の直前となり、ドラフト前の最後の投球機会となりそうだ。他の注目候補も最後のアピールとなる中でスカウトがどのくらい足を運ぶか、そしてそこで最後のアピールをすることができるかが注目される。
この日は5球団9人のスカウトが視察。巨人・水野スカウト部参与は「2回以降、本来の投球ができている。直球、変化球ともにキレがある」と明かした。
ドラフト会議が近づく中で「結果は出ていないが、苦しい中でどう投げるかを考えて準備し、毎試合振り返っている。自分の中で積み上げている部分はある。その日を待つだけ」と右腕。
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