ドラフト候補野手対決は、関東第一・伊藤雅人選手に軍配、帝京・中道大波選手は進路明言せず

高校野球ドラフトニュース 2015年ドラフトニュース

 高校野球東東京大会は、関東第一の伊藤雅人選手が高校通算26号となるホームランなどで帝京を突き放し、決勝進出を決めた。

千葉ロッテスカウト評価

 伊藤雅人選手は178cmの遊撃手で、1年夏からサードのレギュラーとして出場し、これまで高校通算25本塁打を記録するなど、オコエ瑠偉選手と共にプロが注目している。

 この日は初回に高校通算26号となる2ランホームランを放つと、2-2と同点で迎えた7回には2アウト満塁で打席が回り、外角低めの球を右中間に運んで走者一掃の3ベースヒットを打った。この日は3安打5打点と活躍を見せ、チームを決勝に導いた。

 視察した千葉ロッテの諸積スカウトは、「全部の球を自分のタイミングで振れる。安打になる確率が高い」と技術の高さを評価していた。

 オコエ瑠偉選手はこの日はノーヒットに終わった。

 

帝京・中道選手は姿消す

 一方、帝京の中道大波選手は敗れた。この日も2安打を記録するなど意地を見せたが、帝京高校でプレーし一度も甲子園に出場することなく高校野球が終わった。しかし前田監督は「中道は良く頑張った」と主将でもある中道選手を讃えた。

 中道選手は高校通算34本塁打のスラッガーでプロも注目しているが、この日の試合後には進路について「まだ分からないです」と話し、進路の明言はしなかった。

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1年夏から三塁のレギュラー。しかし、過去2年はいずれも準決勝で敗退し、自身も無安打に終わった。最後の夏に懸ける思いは強かった。初回1死一塁で回ってきた第1打席、通算26本目となる左越え2ランを放つと、2―2の7回2死満塁では右中間を破る走者一掃の三塁打。3安打5打点の大活躍に「プレッシャーも大きいが、逆に開き直って思い切り振った」と胸を張った。

今秋ドラフト候補の中道は2安打を放つ意地を見せ「自分たちのエースが投げて打たれたから、悔いはない。ベストゲームだった」と淡々と語った。

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