悩み、輝いた1年間に幕を下ろす、仙台育英・平沢大河選手、佐藤世那投手

仙台育英, 佐藤世那, 平沢大河

国体高校野球硬式の部では仙台育英が姿を消し、輝いた1年を戦った高校3年生がユニフォームを脱ぐ。佐藤世那投手は「まだ野球をやりたい」と涙を流した。

輝かしい1年

明治神宮大会優勝、夏の甲子園準優勝と佐藤世那投手、平沢大河選手などのメンバーで1年間を駆け抜けた仙台育英、白星が圧倒的に多い1年間だったがその中で目立つ黒星が3つある。センバツ大会2回戦で優勝した敦賀気比に1-2で敗れた黒星、夏の甲子園決勝で東海大相模に敗れた黒星、そしてもう一つは昨年9月14日、宮城地区予選の3回戦で聖和学園にまさかの敗退となった黒星だ。

新チームが始まってすぐの最初の黒星があり、その後に秋は1敗もせず、明治神宮大会で優勝をしている。センバツは敦賀気比と2回戦で当たり1-2の惜敗、そして夏の大会も甲子園の決勝まで白星を続けた。今年1年間の高校野球の中心に間違いなく仙台育英の姿があった。

そしてこの日は、このチームで戦う最後の試合となった。わかやま国体準々決勝、鳥羽に4-5で敗れた。佐藤世那投手は7回から登板し3イニングを1安打4奪三振無失点に抑えたが、反撃はならなかった。

昨年の黒星から1年、チームは強くなり、選手も一回り大きくなっていた。

 

悩み、輝いた1年

主軸を務めた平沢大河選手は昨年秋は大活躍を見せたものの、センバツで敦賀気比の平沼翔太投手にインコースを責められると、春の大会や練習試合でインコースを意識して不調に陥った。夏前には足の指を骨折し調子が上がらず、夏予選の打率は.176だった。佐藤世那投手も昨年秋からセンバツの投球の疲労から右ひじを疲労骨折、肩も痛めており、7月まではノースローでいきなり夏本番に入り、宮城大会準決勝では先発したが1アウトも取れずに3失点し降板するという事もあった。

しかし二人は大舞台で躍動する。平沢選手は広い守備範囲からの強肩や3本塁打の活躍を見せると、佐藤世那投手も先発として安定したピッチングを見せ準優勝に輝いた。そして二人は侍ジャパンU18代表入りするとともに活躍し、佐藤投手はアメリカを完封するという史上初の快挙を成し遂げた。

 

平沢大河選手はこの日の鳥羽戦は4打数1安打1打点、「負けてさみしさや悔しい気持ちもあるけど、全部出し切った」と話した。平沢選手、佐藤投手ともプロ志望届を提出する予定で、平沢選手は「すべてにおいてレベルアップして、世那と対戦したい」と話した。この日、東京オリンピックの追加種目として野球・ソフトボールがIOCに提案されることが決まった。佐藤世那投手は「日本を代表できる選手を目指したい。借りを返すのはその舞台しかないと思います」と話した。

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