北海高・大西健斗投手、大学でも野球を続ける

北海高, 大西健斗

夏の高校野球、決勝戦は作新学院が7-1で北海を下し、優勝をした。敗れた北海のエース・大西健斗投手は3回戦から右肘の痛みがあり、登板の時は痛み止めを薬を飲んで登板していた。大西投手は元々は商社で活躍したいという夢があったが、大学でも野球を続ける決断をした。

4試合完投、5試合で527球

大西健斗投手はこれまで4試合に完投し決勝まで勝ち上がった。しかし3回戦の日南学園戦の後はひじの痛みがあり、痛み止めを飲んでの登板が続いた。そしてこの日の朝はキャッチボールもできないほどになっていたという。

この日は3回までは得意のスライダーを織り交ぜながら無失点に抑えたものの、4回にノーアウト満塁のピンチのあと失点して降板、リリーフした2年生の多間投手も抑えきれずに5失点、試合は作新学院のものになった。この日の大西投手の投球は、3回1/3で5安打3奪三振4四死球で5失点というものだった。

北海高校は昨年夏の甲子園に出場したものの、1回戦の鹿児島実戦で4-18で敗れた。昨年秋の支部予選でまさかの敗退となり、大西投手も鹿児島実戦で3番手として登板したものの1アウトも取れずに2安打1四球で3失点、エースと期待された秋も腰を痛めると、今年春には右肩を痛め投球を再開できたのは6月からだった。「投げ込みができなかった分、連投で甘さが出た」と話しこの日の反省を口にしたものの、5試合527球を投げ切り準優勝、堂々のピッチングだった。

野球の道へ

秋や春の状態を見ても、野球の道で進んでいけるかというのは微妙だった。また大西投手は将来の夢について「商社マンになって海外を飛び回りたい」と話し、英語塾などにも通っていたという。しかしこの夏で、「野球は将来もずっと続けていきたい」と話し、進路について「悩んだけどやればできるんだと分かったので。大学でも野球を続けます。大きな舞台で活躍したい」と大学でも野球を続ける道を選択した。

甲子園の活躍で多くの大学関係者から声がかかった事だろう。最速143キロを記録する180cmの本格派右腕、高校での実績も十分。まずは肘や肩の故障を直し、大学野球での活躍を期待したい。

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5試合で527球。魂の投球を見せた大西は「やればできることが分かった。大学でも野球を続けます。大きな舞台で活躍したい」と話した。

限界は超えていた。3回戦の日南学園(宮崎)戦以降は右ひじ痛に悩まされた。それでも痛み止めを打ってマウンドに上がったのは、エース兼主将としてのプライドだった。「最後まで投げたかった」と悔しさをにじませた背番号1。平川敦監督(45)は「彼のおかげでここまで来られた」と熱投をねぎらった。


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