180cmの大型遊撃手・宇部鴻城の嶋谷将平選手は、センバツで多くの人に注目される選手になるかもしれない。
中日・中田スカウト部長評価
嶋谷選手は180cm83kgの大型遊撃手、50m6.4秒や通算本塁打11本と聞くと、そんな選手でもないようにも見えるが、守備では昨年秋の中国大会準決勝・創志学園戦で、三遊間の深い当たりを逆シングルで好捕し一塁でアウトにしたプレーなど、守備で非常に高い評価を受けている。本人も「とちらかといえば守備が持ち味。守りでチームを盛り上げたい」と話す。
しかし昨年秋の中国大会では準決勝、決勝で8打数7安打を記録するなど公式戦10試合で36打数17安打、打率.472を記録し13打点を挙げている。練習試合も含めると2本の本塁打に47試合で51打点を挙げており、チームの主軸としての活躍をしている。
中日の中田スカウト部長は嶋谷選手について「守備はフットワークが良く、打撃はパンチ力がある。石毛のような選手になるかもしれない」と、西武の黄金期メンバーである石毛宏典氏の名を挙げた。
さらなる成長で評価急上昇も
嶋谷選手はこの冬も下半身を徹底的に鍛え、「打球が強く速くなった。飛距離も秋とは全然違う」と話しチームの紅白戦ではホームランを放っている。
大型遊撃手には自然と視線が行く。プロ球団も高校生野手の中ではトップクラスと評価をしているとみられるが、センバツの活躍次第では、1位候補という声も聞かれるかもしれない。
広い守備範囲、全国でも魅せる 西日本スポーツ紙面 2017/3/3
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