神村学園の注目のスラッガー・正林輝大選手が甲子園でホームランを放った。
昨夏から体重10kg増
昨年夏も4強まで勝ち上がった神村学園で4番ライトで出場していた正林輝大選手だが、今年は体格が大きく変わった。昨年まではスイングに力を込めて飛ばすことを考えていたが、今年は「上からバットを出していく」事を心がける。代わりに、飛ばす力は体が出してくれる。ウエートトレーニングにより昨夏から体重を10kg増やして84kgとなり、自然と飛ぶようになった。
この日はプロ注目の147キロ右腕・小川哲平投手と対戦したが、チーム全体で打撃マシンを150キロに設定して練習してきたといいい、「スピードはそこまで感じなかったです」と話す。初回に三振、4回にも高めのストレートに手を出して三振をしたが、3回には初球のカットボールに楽にバットが出て振り抜くと、打球はライトポール際に飛び込むホームランを放った。
今大会は新基準の低反発バットで、ここまでホームランは豊川のプロ注目スラッガー・モイセエフニキータ選手しか打っておらず、正林選手が2本目となった。
8回の第5打席でもしっかりとライト前ヒットを打ち、この日は5打数2安打2打点と4番としての役割を十分果たして、関東チャンピオンの作新学院を、プロ注目の投手をねじ伏せた。
正林選手は178cm84kgの体格で長打力が魅力だが、50m6.0秒という足があるのも魅力の選手で、これはモイセエフ選手(50m6.2秒)とともに評価を更に高めるための要素になっている。やや大きくなった体でどのくらいのスピードで走れるか、また外野手としての肩もみながら、高く評価されていくのではないかと思う。
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昨夏4強入りした神村学園(鹿児島)が作新学院(栃木)を6―3で下し、2回戦へ進出した。1―0の3回に4番・正林輝大(こうだい)外野手(3年)が右翼ポール際にソロアーチ。選抜戦後800号のメモリアル弾など、2安打2打点1盗塁の活躍で勝利に貢献した。なお、鹿児島県勢の春夏通算100勝目となった。
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