福岡ダイエーでリリーフで勝利の方程式として活躍した渡辺正和氏が4月1日から福岡大の監督に就任する。今年のドラフト上位候補・唐仁原志貴投手などを育てる。
プロ野球の活躍と転身
渡辺正和氏は、筑波大学から東京ガスを経て1992年にドラフト5位で福岡ダイエーに指名されて入団すると、93年、94年はリリーフとして登板したもののその後は登板機会も減っていた。しかし2000年に60試合に登板して6勝を挙げるなど復活を見せると、勝利の方程式として2003年まで40試合以上に登板する活躍を見せた。
しかし2003年のオフに戦力外となり引退をする。そこから渡辺は福岡大の大学院に入り2006年に教員資格を取得、2007年に大学院を修了すると同大学のコーチを務めていた。まだアマチュア資格回復といった制度が無い時に、アマチュア野球の指導者を見据えて取り組みをしていた。
福岡大でプロ野球投手を育てる
福岡大では投手コーチとして、2007年に阪神が大学社会人ドラフト1位で指名した白仁田寛和投手を皮切りに、2010年には阪神ドラフト1位の榎田大樹投手などを育て、昨年も東京ヤクルトの育成ドラフト1位で中島彰吾投手がプロ入りしている。
また西部ガスの大木 康智投手や、昨年のエースだった大森 健志投手(日本新薬)といった好投手を育てており、今年はドラフト上位候補に名前が挙がる唐仁原志貴投手を育てる。
そして、4月1日からは3月で退職する樋口監督の後任として監督に昇格する。これからも素晴らしい投手を育て、監督としてチームを全国大会に導く。
福岡大野球部監督に元ダイエー投手//デイリースポーツ online 2015/2/11
ダイエーで活躍し、現在は福岡大で投手コーチを務める渡辺正和氏(48)が4月から同大野球部監督に就任することが10日、分かった。
樋口修二監督が3月31日で退職することに伴って監督に昇格し、春季リーグ戦から指揮を執る。
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