2015年ドラフト総決算~高校生編その1~

2015年も年の瀬を迎え、新たな年を迎える。今年も高校、大学、社会人でプレーした選手たちの中から、ドラフト会議では名前が呼ばれて笑顔になる選手もいれば、待ちながらも名が呼ばれず重苦しい時間を過ごした選手もいた。しかし全員が、小さなころから抱いていたプロ野球選手の夢に向かって挑戦をした数年間だった。

今日は高校生のドラフト候補が歩んだ道を振り返る。

高校野球に向けて

2009年の12球団ジュニアオールスタートーナメント、読売ジャイアンツジュニアの外野には背番号12をつけたオコエ瑠偉選手の姿があった。生まれたときはサッカーのうまい選手になってほしいと、ラモス瑠偉選手にちなんで名づけられた名前だったが、抜群の身体能力を見込まれて野球で評価され、ジャイアンツジュニアに選抜されていた。そのジャイアンツジュニアは決勝まで勝ち進む、準決勝では上野翔太郎も投げた中日ドラゴンズジュニアを下し、ソフトバンクホークスジュニアと対戦したが、平湯蒼藍に特大のホームランを浴びて敗れ、オコエ選手は準優勝のメダルを首にかけて写真に写っている。まだこのときはプロ野球に入るという事はそれほど思っていなかった。

それから3年、中学3年生となった選手の中から、スーパー中学生と呼ばれる選手たちが出てくる。一人は揖斐本巣パワーボーイズの高橋純平、3年の秋に県選抜に選ばれると球速は142キロを計測し注目される。多くの高校から誘いを受け、当初は大阪桐蔭への進学が決まりかけていたというが、地元の強豪・県岐阜商に進んだ。もう一人は兵庫北播リトルシニアの吉田凌、130キロ後半の速球を投げる180cmの中学生右腕に、100校近くの高校から誘いがあったという。吉田凌はその中から激戦区神奈川の東海大相模を選んだ。

その東海大相模には、ほかにも有名選手の入学が決まっていた。ジャイアンツカップでは準決勝で東海地区の有名投手だった永谷暢章率いる愛知瀬戸ボーイズに勝利し、決勝でも東京神宮リトルシニアを下した優勝した湘南クラブボーイズ、エースの小笠原慎之介や捕手で大会2本塁打を放った長倉蓮、守備と打撃で注目された杉崎成輝などがそろって東海大相模に入学する。吉田凌はライバルとなる小笠原慎之介と対面する事になる。

平湯はUSSSA(全米選手権)に出場するリトルシニア日本代表で、前年には岡本和真が打った4番を任される選手まで成長し、高校は長崎・海星へと進むことを決めた。またそのメンバーとしてともに出場していた加藤雅樹は早稲田実に、星兼太は日本文理、鎌仲純平は北海高にそれぞれ進み、のちに甲子園にも姿を見せる事になる。

中日ドラゴンズジュニアでプレーした上野翔太郎はその年の夏の甲子園で全国制覇をした中京大中京に進む。オコエ瑠偉は関東第一に進んだが、この選択がオコエ選手にプロを意識させる事になっていく。

 

1年生で花開いた選手

県岐阜商の高橋純平がいきなり話題となる。入学直後の春季大会で最速145キロを記録、突然現れた1年生右腕にスタンドの観客だけでなく視察に来ていたプロのスカウトも驚きの表情を見せた。藤浪晋太郎大谷翔平がプロ入りしルーキーとして活躍していたが、早くも藤浪、大谷クラスになる投手と期待を集めた。そして高橋投手は秋までに152キロを記録した。

東海大相模の吉田凌も負けていない。夏の神奈川大会では先発も任され5回参考ながら完全試合を記録すると、秋までに149キロを記録し、高橋とともに相模の吉田は注目される選手となった。小笠原慎之介もリリーフとして登板し145キロを記録し、1年生ではとんでもないピッチングだったが吉田の前にややかすんでいた。

一足早く高校1年生で甲子園でプレーした選手もいる。3回戦まで勝ち進んだ木更津総合のショートは180cmの1年生・檜村篤史が守っていた。落ち着いた打球処理と打撃で3回戦では5番を打つなどプロ関係者の目を惹いた。日本文理に進んだ星兼太も、大阪桐蔭に敗退したものの代打で出場し、結果は三振だったものの打席を経験した。そして秋田商も2回戦の富山第一戦で、先発投手が0-3の8回、1,2塁の場面とピンチを背負った場面で1年生の成田翔が登板、成田は三振で1アウトを奪ったもののダメ押しとなる2点タイムリーを浴び0-5と点差を広げられる。その後は三振で切り抜けたが2回1安打3奪三振で自責点0も、悔しさを甲子園に残し、去っていった。

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2015年度-高校生のドラフト候補リスト


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