東洋大のエースでドラフト候補の原樹理投手が、巨人2軍とのプロアマ交流戦で先発すると、8回までノーヒットを続ける好投を見せた。
低めの制球
東洋大姫路時代に147km/hを記録し、甲子園でも低めの制球力の良さを見せてドラフト上位候補にも挙がっていた原樹里投手、東洋大に進学した後は2部リーグでの戦いが続き、また調子も上がらずに活躍が聞かれないシーズンもあった。しかしこの春に東都2部ながら8勝1敗、防御率0.69を記録する活躍を見せていた。
この日も持ち前の低めの制球で内野ゴロを打たせ、8回まではエラーによるランナー一人を許しただけのノーヒットノーランピッチングを見せた。9回先頭で代打で登場した岡本和真選手にヒットを許し、その後エラーも絡んで3失点したものの、9回3失点で完投する好投を見せた。
5球団スカウト注目
この試合には東京ヤクルトの小川SDのほか、巨人、阪神、横浜DeNA、北海道日本ハムのスカウトが視察し、巨人の山下スカウト部長は「低めの制球が素晴らしい」とコメントをしている。
原投手の特徴はそれほど驚くような球威などはないものの、とにかく低めの制球力と沈む球が武器で、安定したピッチングを見せる。ローテーションでも3番手あたりにいると頼もしいピッチャーだと思い、今年のドラフト会議では3位前後で獲得できたら非常にありがたい存在となりそうだ。
東洋大・原に巨人2軍完敗 スポーツ報知紙面 2015/8/24
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